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2017-04-24

ツール・ド・ツガル 鰺ヶ沢 & 大男とのヒルクライム


 

今日は天気がよい。

きっと弘前公園はお花見客でごった返してるだろう。個人的には朝早くか夕方の公園が好きです。

日中から人ごみの中を、しかも一人では歩けません。桜の花を撮るの、あんまり上手くはないし、西濠の橋の上から撮る例の構図もあんまり撮りたいとも思わないし…見るだけで十分かな。

なので、チャリで鰺ヶ沢まで久しぶりのプチロングです。

鰺ヶ沢は生まれ育った町。弘前から向かうと最初に眼前に海が現れる町です。弘前の人達から見ると、リゾートってほどではないが、一応海があるのでレジャー感覚でドライブやツーリングにで行く人は多いと思う。確かに夏のはまなす公園はすごい人出です。

ただ自分にとっての鰺ヶ沢は、もちろん生まれ育ったのだから、遊びまくった楽しい思い出はたくさんあるのだけど、つらい思い出や悲しい思い出もたくさんある街です。だから、チャリでどんなところへ行っても楽しいのですが、鰺ヶ沢だけはなんとなくちょっと違う気分になります。「郷愁」という言葉だけではうまく言い表せないのですが。

まずはお墓参り。

サイクルジャージ姿でお参りです。誰もいないことを祈ります。幸い私一人でした。お墓にお水をかけて、手を合わせてきました。次はお盆かな。チャリじゃなくちゃんと娘を連れてきます。

さてお腹も空いたので、漁港の向かいにある「たきわ」さんへGO!

ここ2年ほど振られっぱなしだった「たきわ」さん。営業してました!ラッキー!マグロのカマ焼き定食をいただきました。小さめのカマなので1000円とのこと。でも十分な大きさです。写真の写りがイマイチですが、カマ焼きがお盆にのりません。小さめだけどデカイです。

店内はなかなか小洒落た感じで、鰺ヶ沢の海辺にあるとは思えません。ジャズなんかが流れています。

 

港に桜が咲いていました。港越しに岩木山が見えます。

気持ち良いお昼のひとときを過ごし、再び舞戸へ。

途中にあった建物。小さい頃、習字を習っていたのですが、確かこの建物だったと思う。七ツ石の宵宮が開かれるところ。

私の実家はJR鰺ヶ沢駅のある舞戸という町にありました。実家、今はありません。(建物だけ残ってます)小さい頃は、山海荘(現グランメール)の隣、というかほとんど敷地内に住んでいて、自宅にお風呂はなくいつも温泉に入っていました。初代女将が私の伯母でしたので、毎日温泉です。贅沢ですね、今思えば^^

僕らが遊んだ新田町の通りです。向こうに昔の山海荘が見えます。散髪をしてると必ず眠くなった床屋もありました。

山海荘本館。映画「八甲田山」のロケで、高倉健や緒形拳、三國連太郎が泊まりました。僕は中一で毎日追っかけてました。

舞戸もだいぶ変わったなあ。昔の実家の隣にローソンできてるし。せっかくだからローソンでスポーツドリンクと補給食を調達します。

帰路は中村〜松代から嶽を経由する山岳ルートです。なるべく写真を撮らずに、黙々と走ります。私は他のチャリ先輩方よりもかなり遅いので、ツーリングに出かけても時間がかかります。遅いのに写真も撮るものだからさらに遅い。

一枚くらいは。松代から望む岩木山。

白神の森、分岐点で一休み。シリアルバーで補給をして、いざ嶽までの上りへ。と走り始めてすぐ「お疲れ様で〜す」と一人の大男が私を抜いていきました。本日暖かいとはいえ、半袖、ショーツ姿。下りは寒いよ。でリュックを背負っています。旅行してる、にしてはリュックだけだし、日帰りの長距離ツーリングでもしてるのかな。

とにかくデカイ人です。軽いギヤをつけているのか、くるくる軽く回して坂を上っていきます。でもデカいので上りはそんなに速くありません。10mくらいの距離まで縮まります。追い抜くとそのあとがなんかシンドいので、距離を保ちながら走りました。たまに平地になると離されるので、私も必死に漕ぎます。彼も後ろにいる私がちょっと気になっている様子。自分にとっては丁度いいペースで、坂を上りきりました。

スカイラインのゲートが見えてきました。彼がゲートで止まったので、私も止まり「お疲れ様です!」と声をかけると「オツカレサマデシタ!」と振り向いたその大男は外国人の方でした!走ってる間、顔が全然見えなかったので、ビックリです。

彼はスカイラインを走れないのを残念がっていました。岩木山スカイラインは通常は自転車は走行禁止です。ただ6月末のチャレンジヒルクライム岩木山のときだけは、走ることができます。そのことを教えてあげると参加してみたいと言っていました。ネットにサイトがあることを教えて、別れました。

嶽温泉でしばし休憩。さあ、あとは弘前市内まで下るだけ。ノンストップで岩木山神社まで。神社に着くとさっきの大男、いや外国人の彼が休憩していました。

私はヒルクライムのことをもう少し詳しく教えてあげようかな、と思い再び歓談。彼もFacebookをやっていたので、私を検索してもらったら出てきました。結構共通の友人っているものなんですね!私の嫁さんが英会話を習っていた時の先生(外国の方です)と友達でした。あらためてSNSの便利さを痛感。

彼は、今ホテルに泊まりながらそこのホテルで働いているらしく、しばらくは津軽にいるとのこと。

気さくなナイスガイ。アレックスです。

後日、ヒルクライムの情報を送ってあげることを約束して、別れました。郷愁気分の鰺ヶ沢ツーリングですが、今日はなんか楽しい締めくくり。ただ、市内に入ると花見客でごった返していて、早く自宅に帰りたいジャージ姿の自分でした。


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コメント8件

  • 工藤 淳 より:

    懐かしいさてんこ盛り👍、でも良く走れるな~鯵ヶ沢の外周一回りじゃね!3年のキャリヤで此処まで体力着くもんか?普段もジムとかで筋トレしてるの?腿なんかムキムキなんだべね?(^^)新田町が懐かしいね、我の家も、無くなってしまったけど~、同町内の盛農機さんに譲ったのだから親も許してくれるべ。あっ、それから八甲田山の撮影は中二の時だよ(^^)、いつか一杯やりてな~、皆でさ~・・・健康にきをつけて!

    • ferokie より:

      キャリアってほどのもんじゃないけど、ゆっくり走ってるからね。ムキムキならいいけど、腹はタプタプです(笑)
      そういえば淳ちゃんのウチもなかったなあ〜ヒロのウチはまだあったね。いつか定年でもしたら飲むが(笑)

  • モリ より:

    青森市に住んでると、弘前もリゾートではないですが、由緒正しい城下町で観光地感があります。
    ちなみにサイクルジャージで日曜日に弘前城の外側ぐるっとしてました。

    • ferokie より:

      弘前は東西南北行けるとこがあるからいいですね!そいえばこないだ深浦に行ってましたよね!青森からすか?スゲっす!

  • 古川賢一 より:

    自転車ならではのいろんなもの、人との出会い、交流ですね。
    私も通勤以外にサイクリングを始めようかな。

    • ferokie より:

      古川先生も、ぜひ岩木山のヒルクライムに挑戦してください^^
      一瞬ですが死後の世界をあじわうことができます。

      • 古川賢一 より:

        ヒルクライムなんて、とてもとても。
        私なら、ずっと味わうことになりそうです ^^;)

  • 佐藤里美 より:

    忙しくて、今ブログを読みました。
    こちらに来ていたのですね。
    仕事でなかったら会いたかったです(*^^*)
    また、来てくださいね。(^^)

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