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2019-08-30

「椅子は小さな建築」① / 家具と写真


 

自分が書いているブログの中に、「ARCHITECTURE・INTERIOR(建築・インテリア)」というカテゴリーがあるのだが、ほんの数記事しか書いていない。

建築やインテリアのジャンルは、写真やアートとも関連付けられることが多く、「PHOTO・ART」のカテゴリーで書いてしまうことの方が多かった。

今でこそ、写真やロードバイク、そして歌うことなどに趣味の時間を使うことが多くなったけれども、10年ほど前は写真もバイクもやっていなかった。もちろん洋服は仕事柄好きだったのだが、当時、それ以上に傾倒していたのが家具やインテリアだった。

しかし、CDやスニーカーをコレクションするのに比べれば、家具はスペースを取るし(こんな比較をすること自体どうかと思うが)、処分もなかなかに難しい。

やがて、あれほど読みまくっていた建築やインテリアの雑誌は、いつしか部屋の置き物と化していた。

 

ところが最近、あることがきっかけで、家の中にある家具を見つめ直すことがあったのだ。

そのきっかけというのは、現在趣味のひとつにしている写真なのだが、『くらしのフォトコン2019』というフォトコンテストにおいて「フォトコンで思い出残そう賞」というのを受賞したことだった。(サイトはこちら→「受賞結果発表」

それが、この写真。

 

タイトル『読書』

別に、このフォトコンのために撮ろうと思ったわけではない。日頃から、娘の写真は何かのイベントがあるときの写真が多かったので、たまには何気ない日常の写真でも…と思い、撮ったものだ。

本当のことを言えば、手にしているものは絵本ではなく「iPad」だったと思う(笑) なんとなく洒落た雰囲気を出そうと思って絵本を持たせたのかもしれない。

コンテストの趣旨は以下のようなかんじ。

「みんなと同じ」ではなくて、「住む人がそれぞれの空間づくりをする」のが主流の暮らし方になっている現代。その多様化している社会の中で、私たちが必要としている「人が生活しているリアルな部屋」を、こうしたフォトコンテストを通じて知ってもらおう。

この応募した写真が、その趣旨に合ったのかどうかはよくわからないが、「フォトコンで思い出残そう賞」という名の通り、思い出に残ったのは確かだ。

というのも、娘が座っている椅子、そして一緒に写っているライトには、少しばかり強い拘りがあったからだ。

おそらく、他人からすれば下らないその拘りが、(たまには、インテリアや家具・建築について書いてみようか…)と、思わせたのは確かである。

写真や歌に比べると、自分の中ではあまり重くもなく、楽しんで語ることのできるテーマなので、少し時間をかけながらちょこちょこと書いてみたいと思う。安ワインでも飲みながら。

 

ただ心配なのは、建築やアートに関して、少々厳しい先輩方が何人かいらっしゃることだ。ぜひ高級ワインを飲みながら、軽く読み流してほしい…です(汗)

 

 


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