2025 東北旅紀行 「新左衛門の湯」で強酸性の硫黄泉にビビル 〜山形蔵王温泉~
東北旅紀行の二日目。ホテルのプランに朝食はなし。
ホテルの朝食も悪くないが、その土地の美味しいパン屋のパンを食べる方がよっぽどいい。
地元民ではないので、Google先生に頼るしかないが、ここは素直に検索トップに出てきたパン屋へGO!

石窯パン工房 ラ・プロヴァンス
一番人気は塩パン。そして同じくらい人気のカレーパン。
他にも美味しそうなパンがたくさんあったので、この2種の他に、クロワッサンとくるみパンも購入。
しかもコーヒーもサービスでいただくことができる。これは嬉しい。
どのパンも美味しかったが、中でも「蔵王牛カレーパン」は絶品だった。大きめの肉がゴロっと入っていて、食べ応え最高。
美味いパンとコーヒーを食しながら、車を蔵王へと走らせた。
蔵王山は「宮城蔵王」「山形蔵王」という名があるように、宮城と山形の県境に位置する活火山である。いくつかの山が連なる連峰であり、有名な「お釜」は宮城側にあり、「樹氷」や「スキー場」は山形側が有名だ。
山形市の郊外に出ると、すぐに蔵王へと続く道に入る。思った以上に市街地から近いところにスキー場があることに驚いたが、それだけに道はかなりの急勾配である。
ピンクの軽自動車は唸り声を上げながら、必死に激坂を上る。自分のヒルクライムを思い出させる走りだ。
しかし、しばらく走り続け、スキー場が目の前に現れたとき、その光景に驚いた。
多くのホテルや旅館、ロッジが建ち並び、観光客が大勢いる。
3月末だというのに、スキーヤーやスノーボーダーもたくさん。岩木山や八甲田山麓のスキー場とはまるで異なる光景だった。学生の頃に行った安比高原を思い出した。
岩木山や八甲田山のスキー場も、すぐ近くに温泉があるという点では似ているが、やはり温泉の数や規模が違うのだろう。
目指した温泉は、ロープウェイ駅のすぐ目の前にあった。

湯の花茶屋 新左衛門の湯(公式HPより)
「湯の花茶屋 新左衛門の湯」は 山形県では最も古い温泉として知られる蔵王温泉の中にある日帰り温泉。
10時オープンと同時に車を駐車場に入れる。建物は比較的新しく綺麗で、土産物の販売コーナーも充実している。
館内もとても清潔感があり、気持ちの良い空間。フロントで入浴券を購入。料金は1000円とちょい高めの観光地プライス。
下の階にある大浴場へと向かう。脱衣所に入ると中には先客が一人だけ。
内湯はゆったりと入れる大きさで、ガラス張りなのでとても明るく開放感がある。「蔵王温泉」は強酸性だが、この内湯はミネラルたっぷりの弱アルカリ泉らしいので、ほとんど刺激はない。
しかし、ここの醍醐味はやはり強酸性の露天風呂だ。外に出るとふたつの露天のまわりには雪が積もっている。さすが蔵王。
まずは正面にある「四・六の湯」に浸かる。「温泉6:湯4」の肌にやさしい湯は、ほんのりと白濁して湯温もちょうど良い。これは気持ちが良い湯だ。
そして、源泉100%の「もがみ高湯」に浸かる。おぉ…これは強烈な硫黄泉だ。これが「蔵王の湯」か。
やや熱めで、ぴりぴりとした湯感。少しだけ舐めてみると、これまた強烈な酸味。嬉しくなってしまうぞ。
朝からこんなに刺激的な湯を味わえるとは、なんとも至極。
やはり東北は温泉の宝庫。また東北を走ることができたら、次回は宮城側の蔵王に行ってみようか。
次回…次回って、そうか。アンサンブルコンテストの全国大会に来ていたのだ。
午後から福島で練習があるのだった。
ケパルど〜!
3月21日(金) 東北旅紀行二日目 その1
続くどー!