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2024-05-31

東北一周旅紀行 その15 〜秋田五城目「湯の越温泉」で旅を締めくくる〜


 

東北一周旅紀行。

ラーメンは秋田の由利本荘にて完結。あとは温泉。

由利本荘から日本海沿いを北上し、秋田市に入る。秋田市は昨年の秋に訪れていたので、街には立ち寄らず国道7号をそのまま北へ。

八郎潟のあたりで国道7号から国道285号に入り、山の中へと向かう。285号は北秋田市の「大館能代空港」や「北欧の森公園」へと通ずる道だ。

道中にはいくつかの温泉が存在するが、検索して気になる温泉があった。

 

『湯の越温泉』

秋田県五城目町の山間にひっそりとある人気の温泉だったが、2020年3月、コロナウィルスの影響で、残念ながら300年の歴史に幕を閉じることになる。

しかし復活を望む多くの声を受け、秋田の若手有志メンバーが発起人となり、クラウドファンディングの支援も受けながら2022年3月に再オープンしたのだとか。これは是非行ってみたい。

 

国道沿いの「道の駅  五城目」を過ぎると、すぐに左折。そのまま川沿いに小さな道を走り進む。大鰐や碇ヶ関、温湯もそうだが、温泉地に流れる川はなんとも趣がある。

学校の跡地と思われるところを右折し、そのまま細く急な坂道を登る。その登り切ったところに温泉はあった。

 

 

 

『湯の越温泉』

 

古い看板にあるように、以前は「湯の越の宿」という名で、温泉旅館を営んでいたようだ。

外観はキレイにリニューアルされているらしく、建物に入ると中も上品で清潔感があった。ちょっとした案内や貼り紙にも、若い人たちのプロデュースを感じることができる。

浴場に入ると、数人の客がいた。地元というよりは観光で訪れているように思われた。

 

内風呂は大浴槽と小浴槽とに分かれいるが、それほど温度の差はない。熱すぎずのちょうど良い湯加減。

泉質はやや弱めの硫黄泉。黄土色の濁りがあるお湯で、湯触りはやさしく滑らか。なんとも心身共に落ち着くお湯である。

 

 

 

大きな窓から見える自然の景色にも癒される。

フィンランド式のサウナもあるようだが、サウナはあまり得意ではないため、どんなサウナだったかはわからずで、悪しからず。

とにかく、泉質が気持ち良いので、何度も繰り返し浸かったのだ。そして、これが4泊5日の東北一周旅紀行の締めと思えば感慨も深い。

 

秋田には「玉川温泉」や「後生掛温泉」といった超有名な温泉があるが、ここ『湯の越温泉』もまた素晴らしい温泉であった。

もちろん、規模感や湯のインパクトには少々欠けるかもしれないが、ゆったりと過ごすには良い湯と思う。

 

いろんな意味でとてもさっぱりできた。気分良く弘前へ帰れそうだ。

さあて!弘前までは…あと、110km…

げ、眠くなりそう。

 

『湯の越温泉』

秋田県南秋田郡五城目町内川浅見内後田125−5

(5/31現在、HPが見れなくなっていたので、営業しているかどうかは?です)

 

 


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