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2024-04-07

東北一周旅紀行 その7 〜『天然だしらーめん 潮の音』の「ほや潮麺」に驚愕ス〜


 

秋保温泉の朝湯で心も身体もリラックス。いざ福島へ!の前に、腹ごしらえ。

目的の場所は、秋保温泉からは15分ほどで行ける「相互台」という高台にあった。

住所的には仙台の境を越え、名取市となる。事前に入力しておいたナビの通りに坂道を上る。

美しく整備された住宅街をゆっくり走ると、タウンセンターといういくつかのテナントや事務所が入った建物があった。その建物の端に、店の暖簾が見えた。

 

「天然だしらーめん 潮の音(シオノネ)」

 

山手の高台にあるのに、海鮮系のラーメンを提供するというのも興味を惹く。

昼前に着いたせいか、店の中に客はまだ3人ほど。広くはない店内だが、すぐに座ることができた。

食券の自販機には、店名の通り多くの海鮮系のラーメンが並んでいたが、ここでは「ほや潮麺」を食うと決めていた。

いろんなサイトを見ると、時季によって多少メニューに違いがあり、ホヤだけでなく牡蠣をメインにするときもあれば、味噌や辛めの麺を提供するときもあるようだ。

ただ、やはり「ホヤ」のラーメンというのは全国的にも珍しいが故、「ほや潮麺」を求めて遠くから訪れる客が絶えないらしい。

福島へ向かうスケジュールをスマホで確認しているうちに、ラーメンがきた。

 

「ほや潮麺」

 

(うほーーー!)

見たことのないビジュアル。食べたことはない…が、絶対美味いだろう予感。

何と言っても目に飛び込んでくる「ホヤ」の迫力がすごい。細かく刻んだりせずに、分厚いままの「ホヤ」がドーンと6枚。チャーシュー、青ネギ、白ネギ。

麺は細麺のストレート、スープは沢山の種類の魚介出汁を使い、そして「ホヤ」の旨味がじゅわ〜っと滲み出た潮スープ。

 

まずはスープを一口。(う、う、うめえ…)

温泉で汗をかいてきた身体に、潮のスープがじゅわ〜っと染み込んでいく。(じゅわ〜っと多用せざるを得ないラーメンなのだ)

ストレートの細麺はスープと相性も良く口当たりも良し。するするとイケる。

そして、そして「ホヤ」

青森県人には比較的馴染みのある「ホヤ」だが、ホヤ酢などが一般的で、牡蠣に比べると温かいメニューで食べることはない。

箸で持ち上げると、デ、デカい。そして厚い。

食べてみる…じゅ、じゅわ〜(う、う、うめえ…)

 

デカすぎる「ホヤ」

 

とにかく一枚でも食べ応えのある「ホヤ」が6枚も入っている。臭みも全くなし。

大好きな「ホヤ」だが、一度にこんなに食べたことはない。めちゃ贅沢やコレ。

1300円とラーメンとしては高額だが、むしろ、この値段でこんな贅沢なラーメンが食べられるなんて!と思ってしまった。

昨晩いただいた牛タン並みにデカい「ホヤ」だったが、美味いスープに浸かっている間は冷めることなく、最後の一枚まで美味しくいただくことができた。

そして、身体にじゅわ〜っと染み入るスープは当然完飲。

ごちそうさまでした!

今度こそ福島へ!

 

「天然だしらーめん 潮の音」

宮城県名取市相互台1丁目10−1

 

 


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