toggle
2022-10-01

『郡山ブラック』でリベンジ 〜郡山市グルメ探訪〜


先日、むつ市にて「大湊海自カレー」に玉砕したわずか5日後。リベンジに向かったのは福島県郡山市。

リベンジと言ってもグルメの旅をしているわけではない。今回は「全日本合唱コンクール東北大会」へ出場するために郡山を訪れた。

2019年の東北大会では金賞を獲得し、全国大会に出場するために京都へ行くことができた。あれからもう3年。

 

「けんしん郡山文化センター」にて

 

先に結果を報告しておくけど、結果は銅賞だった。

今年の全国大会は、訪れたことのない三重県の津市だっただけに、残念…やはり東北大会の壁は高い。

でも、こうして毎年東北の各県を回れたらいいな。

 

郡山は、娘が小学校の合唱部だったときに「こども音楽コンクール」で二度訪れていた。

しかし、そのときはバスでの団体での移動だったので、郡山の街を歩くことはなかったが、今回は多少の自由時間がある。

むつ市のリベンジをするために、郡山のグルメを事前にチェックしておく。

今回は失敗しないよう、きちんと営業時間もチェック。

 

福島のラーメンといえば「喜多方ラーメン」が有名だが、郡山では「郡山ブラック」ラーメンというのが人気らしい。

名前から察するに黒いスープだというのは想像できるけれど、味はどんなだろうか。

 

夜の練習を終え、ホテルに帰還。晩飯タイム。

市内には「郡山ブラック」を出す店が何軒かあるらしいが、行動範囲は宿泊するホテルの駅前周辺に限られる。

ホテルを出て、一人で駅の方に向かって歩く。郡山は駅前の大通りの一本裏に飲屋街がある。

土曜だったせいもあるが、思いのほか人出が多く通りは賑わっていた。

飲屋街を歩いていくと、その店はあった。

 

「ますや本店 駅前店」

 

「郡山ブラック」は、驚くことに1887年から続く伝統あるラーメンなのだとか。すごい。

開発したのは「ますや 本店」と言われているが、残念ながら現在は閉店してしまったらしい。

しかし、こちらの「ますや本店 駅前店」は、その130年近く続く「郡山ブラック」を今なお味わえる数少ないお店として人気である。(と、書かれてあった)

 

中に入ると店内は意外と狭く、客は4組ほど。私はカウンターの端に座った。

店主はお若い方で、ハキハキとしてとても雰囲気の良いお兄さんだ。

壁に大きなメニューが貼られていて「伝」と「新」と書かれてある。昔ながらの「伝」と、そこに新たな改良を加え濃厚さが増した「新」の2種類。

130年の伝統を味わうため、私は「伝」を注文した。煮卵もトッピング。

 

郡山ブラックラーメン「伝」

 

目の前に置かれたラーメンのスープは確かに黒い。脂分も浮いている。

まずはスープを一口。

おお…見た目に反し、醤油味の濃さは控えめで、鶏ガラベースの出汁や脂のまろやかなコクを感じる。

言葉にするのは難しいが、あっさり過ぎず、とんがっているようでいて旨味のバランスがとれている。

 

店主のオススメでちぢれ麺を選択したが、それほどモチモチ過ぎずでスープとの相性が良し。

チャーシュー、メンマ、煮卵などの盛り付けにも仕事の丁寧さが伝わってくる。

丼を覆うほど大きいチャーシューが2枚もトッピングされていて、チャーシュー麺じゃなくても十分すぎるほどで、味も良し。

いやあ、こりゃあ美味い。

 

昔ながらの中華そばの味を守りつつも、巧みに個性を加えた唯一無二の一杯と言える「郡山ブラック」

数年後、再び東北大会で郡山に来ることがあれば、ぜひ「新」を食べてみたいな。

 

「ますや本店 駅前店」

福島県郡山市駅前2丁目1-8

*夜も営業していますが、営業時間や曜日は各サイトでお調べ下さい〜。

 

 

 


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。