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2022-10-26

ツール・ド・ツガル / 碇ヶ関チャリグルメ紀行 〜『三笠食堂』の「カツカレー」を食ス〜


 

久しぶりのグルメ&温泉ツーリング。

ツーリングが終わったら大鰐あたりで温泉に浸かろうと思い、駅の近くに車を置く。

どこの温泉に浸かろうか思案しながら、あじゃら山をぐるっと周回する道へと向かった。

 

あじゃら山を回る道を走って碇ヶ関へ向かうのは、いつぶりだろうか。

虹貝川沿いをゆっくり走る。島田集落までは、わずかに勾配がある程度の走りやすい道だ。

しばらく走ると、手作りの木工製品で有名な「わにもっこ」の工房がある。

 

「わにもっこ」

 

昔から自分でなんでも作るのが好きだった。

中学生の頃は、鳩小屋も作った。結局鳩は飼わなかったけど。本棚やデスクも作ったし、店で使う什器な何台も作った。

だから、こういう工房を見るとワクワクする。中を覗いてみたかったけど、ジャージ姿でキョロキョロすると変質者っぽいのでヤメておいた。

 

一番奥にある島田集落を過ぎると、やがて勾配のきつい坂道が現れる。

確かにキツいけれど、あじゃら山を上る「ロイヤル激坂」に比べれば全然大したことはない。こないだ上った「志賀坊森林公園の激坂」の比べれば、屁みたいものだ。

でもやっぱり、普段から走り込んでいないだらしない身体には堪えるな。

 

車が通ることはほとんどない。熊が通ることはあるのかもしれない。

ふと不安になって、必死に足を回した。

 

坂の一番高いとことに達すると、あとは碇ヶ関の街に向かって、ひたすら下り続けるだけ。

奥羽本線の踏切を越えると、道の駅が見えてきた。駐車場に入ると、道の駅は大きなネットに囲われていた。どうやら工事中らしい。

すでに、情報館らしき建物は完成していて、中のトイレは随分とキレイでモダンな作りになっていた。

レストランは隣の温泉駐車場で仮店舗営業していたが、昼飯は昔からある老舗の食堂と決めていた。

 

国道7号を少しだけ大館方面に走る。

温泉街として賑わっていたであろう通り沿いに、その店はあった。

 

「三笠食堂」

 

店構えが、すでに店の歴史を物語っている。

少し時間が遅いかな?と思い、店の中を覗くと客は誰もいない。

「まだ、いいですか?」「あ〜いいですよ」「じゃ、カツカレーください」

その場で、カツカレーを注文した。

 

実は2年ほど前に、ここの名物「自然薯ラーメン」を食べに訪れていた。

「自然薯ラーメン」は、チャーシューの中に自然薯が入っているラーメンで、美味しいラーメンだったのだが、ブログに記す機会がなく時が経っていた。

その時に、地元のオッちゃんと思われるお客さんが「カツカレー」を食べていたのだが、それがとても美味そうだったのが記憶に残っていた。

 

昔ながらの食堂の趣

 

店内にはいろんなポスターや写真が貼られていた。

興味を惹かれたのが、昔の碇ヶ関の写真だった。大鰐とともに、温泉街として人気を誇っていた頃の写真だ。

 

私が生まれた頃の時代の写真

 

川沿いに温泉プールなどのレジャー施設があり、とても50〜60年前の山間の村とは思えない。

店のおばさんに訊いてみると、三笠食堂のすぐ裏にある川沿いにこのようなプールがあったのだそうだ。すごい賑わいだったそうだ。

このような賑わいが戻ることは、もうないとは思うけれど、街に残る温泉が、なんとかいい形で存続して欲しいと思う。

 

「はい、カツカレー、お待ちどうさま」

 

「カツカレー」

 

グリーンピースがのっているのが昔風。

見た目は昔ながらのカレーだが、一口食べてみると、なかなかコクのあるスパイシーな味。揚げたてのカツも美味し。

サラダ、特に輪切りのオレンジがカレールーにどっぷり浸かっているのは、ご愛嬌。

美味いいカツカレー、ごちそうさまでした。

 

温泉街老舗の味を満喫した後は、大鰐の温泉へ。

さて、どこの温泉へ行こうか。

 

「三笠食堂」 

青森県平川市碇ヶ関71

 

 

 


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