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2017-09-22

ツール・ド・ツガル 「さかえ食堂のカツカレー」


 

20日夜から降っていた強い雨が、どうやら上がったらしい。

娘を学校に送り出した頃は、まだ路面が濡れていたが、二度寝から目を覚ました頃には乾いていた。すぐさま着替えて、車にチャリを積み込む。

なんとなく山を上りたくて、「酸ヶ湯」を目指した。城東方面まで行くと、遥か遠くに見える八甲田山が雲に覆われていた。

う〜む。もしかしたら、「酸ヶ湯」あたりの天候はイマイチなのかも。少し悩んだが、気分をかえて「碇ヶ関」に向かうことにした。

車を運動公園において、チャリを降ろす。国道7号をひたすら走る。

追い風も手伝い、快適な走りだ。右折してしばらく走ると、遠くに大鰐のホテルが見える。

 

 

年に2〜3度、頂上のホテルまでヒルクライムを挑んでいたが、今年は一回きり。まったく走れていない今シーズンはもはや無理だろう。

緑色のゲレンデを眺めながら、大きく迂回して「碇ヶ関」を目指した。

 

 

「碇ヶ関」へは、車であれば国道を走るのが普通だけれども、チャリダーの多くはこの「島田」経由の路を走る。

工芸品で有名な「わにもっこ」の作業場などもある、のんびりとしたコースだ。岩木山神社へ向かう路よりも、少し急な坂がある。激坂ではないけれども、自分くらいの脚の持ち主には、丁度良いコースだ。

やがて「島田」の集落が見えてきた。

西目屋の「大秋」、鰺ヶ沢の「松代」、平川の「小国」とともに、山のツーリングコースにあるひっそりとした集落の中でも好きな集落の一つ。

 

 

「島田」の集落を抜けると坂が現れる。標識では10%と表示。

「酸ヶ湯」へ向かう激坂を考えると、なんてことはない坂なのだが、走り不足の自分にとってはやはりキツい。坂を上りきると、「碇ヶ関」の関所まで一気に下る。踏切越しに碇ヶ関駅が見える。

 

 

道の駅でひと休憩する前に、「関所資料館」にちょっと立ち寄る。

無表情の人形がお出迎え。

 

 

隣には温泉があるのだが、ここはまだ浸かったことがないな。

道の駅でしばし休憩。風が強い。帰りはかなりの向かい風になりそうな予感。

アイスクリーム売りのおじさんが気さくに話しかける。自転車に興味があるのか、ジロジロと見る。

「おじさんも自転車乗るんだが?」「あ?ワが?乗るのはオガさまだけだ」

昼間っから飛ばすオヤンズだ(笑) この流暢な口ぶりからいって、相当アイスを売るのだろう。

 

オジさんに別れを告げて、再び大鰐を目指す。

本日の目的は、大鰐ロイヤル激坂の途中にある、「さかえ食堂」にて「カツカレー」を食べることなのだ!

国道から大鰐温泉方面の路に入る。いつもの「高久米穀店」の前を通り、坂を上る。視界の向こうにリフトが見えた。

いや〜キツい。今の自分には絶対無理だな、この激坂。

なんとか「さかえ食堂」に辿り着いた。サイクルラックにチャリを立てかける。食堂に入り、迷わず「カツカレー」を注文した。流れる汗を拭きながら、カレーを待つ。

「カツカレーお待ちどうさま〜」

目の前に置かれた「カツカレー」に「カツ」は見えない。なんとここの「カツカレー」は、「カツ」の上からルーがかけられてあるのだ。それもたっぷりと。

昔懐かしい街のレストランの味。しっかりコクもあって、具もゴロゴロ。そしてボリュームたっぷりのサクサクの「カツ」

こりゃ美味い!

って、ここで大失態に気づく。「さかえ食堂のカツカレー」なんてタイトルを掲げながら、あまりの美味しそうな一品を目の前にして、写真を撮るのを忘れてました。

なので、食べかけが写らないように…パシャり。

 

 

おなかもたっぷり満足。また来まーす!

とここでも大失態。

お店の写真撮るの忘れて激坂下っちゃいました。おなかいっぱいで、もう上るチカラはありません。

なので、昨年撮った激坂の上からの写真。

 

 

ここに上ってくる途中に「さかえ食堂」はあります。満腹満足で向かい風を受けながら、のんびりと弘前までひた走る。

そして気がつきました。妙に涼しいのは向かい風だけのせいではない。

「あ、食堂にグローブ忘れた」

大失態だらけのライドである。

 

 

追記 : 明日、土曜日「Eテレ」0:30より、NHK全国学校音楽コンクール 東北ブロック【小学校の部・中学校の部】が放送されます。和徳小学校の演奏もありますので、お時間のある方は是非^^


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