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2018-02-16

弘前のラーメン / 蕎麦屋「一力」


このところ「写真」や「アート」「出張」のことなど、少しばかり肩の凝る話が続きましたが、本日は力を抜いての月イチ「弘前のラーメン」です。

しかも、「極煮干」とか気合いの入った系じゃなくて、昔からの「あっさり津軽中華」。しかも、ラーメン屋じゃなくて「蕎麦屋」さんの中華です。

「蕎麦屋」といえば、一般的にはラーメン屋よりは、お値段が高いイメージ。「かけそば」なんかだと、400円くらいでいただけますが、ほとんどの人が「〇〇そば」を注文します。すると、やはり600~700円くらいにはなりますし、「天ぷら蕎麦」を頼むと(ここでの天ぷらは海老天を指します)、いきなり900~1200円くらいに跳ね上がる!

実際、「蕎麦屋」では多くの人が「天ぷら蕎麦」または「天ざる」を頼む人が多いようで、自然に「蕎麦屋」には高いイメージがつきます。

仕事のある日の昼食だと、1000円超えのランチというのはなかなか勇気がいるので、「蕎麦屋」に行くことはあまりないのですが…たま〜に行くのが「一力(いちりき)」です。自分の店から、わりかし近いところにあるということもあり、月一くらいでお邪魔します。

もちろん「蕎麦屋」なので、品書きのほとんどは「蕎麦」ですが、実は「中華そば」もあるのです。「ラーメン」ではなくここは「中華」です。この「中華」がまた美味い。

ここ数年ブームの、いや弘前のラーメンとして定着しつつある「極煮干系」…ではなく、いわゆる昔からある「あっさり津軽中華」の部類に入るラーメンです。いくら「極煮干」がブームだとしても、昔からの「津軽中華」を嫌いな人は、弘前にはあまりいないでしょう。

「蕎麦屋」でラーメンとは、蕎麦好きの方からすると、邪道のように映るかもしれませんが、やはり蕎麦屋さんならではの丁寧な出汁が、身体の中にすーっと、染み入るような感じで入ってきます。そして細麺との相性が抜群にいい。

私は「一力」では、決まって「チャーシュー麺」を注文します。意外にも、ここのチャーシューは脂身が多いのですが、かなり薄くスライスされたチャーシューなので、脂の得意ではない自分でも美味しくいただけます。

お昼どきは、とても混んでいます。ラーメン屋だと「おひとり様」も多いですが、「蕎麦屋」だけあって、家族連れや年配の方々が何人かで食べに来ている、という光景をよく目にします。

跡継ぎでもある店主の息子さんと知り合いなので、以前ラーメンについて話をしました。すると「ラーメンはあまり高い値段をつけられない商品なので、ラーメンばかり注文が多いと儲からないんだよね」と苦笑されていました。

すいません。次回は是非とも「天ぷら蕎麦」を注文させていただきます(笑)

「あっさり津軽中華」ということで、文章もあっさりめで、失礼いたしました。


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