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2018-05-14

弘前のラーメン / 「R camp」移転しました


ラーメン激戦区の弘前にあって、オリジナリティ際立つラーメンを作る店のひとつが「R camp(アールキャンプ)」。

ブログでも何度か紹介しようと思いつつ、タイミングを逃していた。というのも、ここ一年ほどで2度も移転をしていたからだ。以前、松森キングの向かいに店舗があったときは店からも近いこともあり、よく食べに行っていた。

しかし建物の事情もあったらしく、一昨年北瓦ヶ町に移転した。私の店からは少し離れたので幾分足が遠のくことになった。

それでもやはり、ここのラーメンは「弘前のラーメン」としてははずせない店なので、そのうちブログでも紹介しようと思っていた…その矢先、再び移転するという話を聞いた。1年数ヶ月で移転とは…と思ったが、そこはオーナーもいろいろ悩んでの決断だったろう。もしかしたら、アクセスや駐車場の問題もあるのかもしれない。詳しいことはわからないけれど、新しい場所でも頑張ってほしい。

そういう経緯もあり、紹介がのびのびになっていたが、つい先日おじゃましてきた。

すでに多くの方が、ここのラーメンを食べていると思うので、詳しい説明は省くけれど、メインとなっているラーメンは「濃厚鶏白湯煮干しラーメン」である。津軽ならではの煮干出汁、これに鶏白湯を合わせたスープがオリジナリティ抜群。やはりこれが一番の人気だろう。

もうひとつの定番が「SAKURA」。エビやアボガドを使ったビジュアルも独特でクリーミーなスープは女性にも大人気らしい。そして最近、「ASARI」という新しいメニューが加わっていた。せっかくなので、今回はそれをいただくことにした。

店内は前の店舗よりは正直狭い。私がおじゃましたときはほぼ満席に近かったが、ちょうどカウンターが一席空いていたので座ることができた。

まもなくすると、見覚えのあるお顔の男性二人が、食べ終えたらしく会計をしにきた。そのうちの一人と目があった。「あら、本間さん!ま~んだ会ったの!会うときいつもラーメン屋だっきゃな!」って、あまり大きな声で言わないでくださいね、新山さん(笑)。またラーメン屋でお会いしましょう。

そろそろラーメンができるかな?と待っていると、隣の空いた席に座った若者がチラチラこちらを見ている。 「なんだのや?」と思いチラと見ると、なんと写真仲間の「スター石山」ではないか。こんな狭い店なのに、なんでこんなにも知り合いに会うのだろう。

「スター」と写真談義をしているうちにラーメンがきた。アサリがごろごろ入っていて旨そうだ。スープは鶏白湯ベースの出汁に、アサリ出汁を加えたスッキリとした、でもやはり「R camp」ならではのコクのあるスープだ。おそらくこのラーメンも人気になるのではないだろうか。

ASARI
濃厚鶏白湯煮干しラーメン(スター撮影)

「スター」は定番の「濃厚鶏白湯煮干しラーメン」を食べていたので、写真を撮ってもらった。食べ物の写真は得意ではないらしい(笑)。
(ちなみに「スター石山」様は【アサヒカメラ×東京カメラ部共催「日本の47枚」】の青森県代表に選出される凄腕のカメラマンである)

美味しくラーメンを完食し、会計をした。店を出るときに「岩渕!ガンバれよ!」と声をかけた。「ありがとうございます!」と力強い声が返ってきた。

「R camp」店主の岩渕くんは、以前うちの店で働いていた後輩だ。

かつて、将来を期待されたスタッフだったが、「食」の道でやっていきたい!と彼は沖縄へと修行の旅に立った。そして数年後、弘前に戻り「かだれ横丁」に「R camp」をオープンさせたのが始まりだった。

彼の作る独特の味は、多くのラーメン通を唸らせた。そしてその味は今でも健在だ。移転した現在の店舗(弘前市和泉2-18)は大きな通りに面しているし、Seven-Elevenとの共用の広い駐車場もあるのでアクセスもしやすいと思う。

いつもの「ラーメンを紹介するブログ」とは、少々趣の違うかんじになってしまったけれど、店主が知ってる人、ましてかつての後輩となれば、やはり応援したくなる。

「ガンバレ、岩渕! ガンバレ、R camp!」


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