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2019-04-04

弘前の食堂 /  安い!美味い!そしてディープ!「マルミツ食堂」


花粉症ではなかったはずだが、どうも鼻の奥に違和感がある。年に2度ほど副鼻腔炎になる傾向があるので、それかもしれない。特に季節の変わり目に症状が出ている気がする。

春休み中の娘も連れて、耳鼻科へ行った。夕方ということもあり空いていた。10分ほどで呼ばれ診察・治療もスムーズにすんだ。隣の調剤薬局で薬をもらう。血圧の薬も常用しているので、毎朝飲む薬の量はけっこうなものだ。

外に出ると空が暗くなっていた。少々早いが晩飯を食うことにしよう。

「何食べたい?」 

と後部座席でiPadをやっている娘に訊くと、「焼肉。中華料理屋の焼肉定食じゃなくて」 と、珍しく細かい注文をしてきた。ということは、目の前でジュウジュウと肉を焼くのがいいのか。しかし、本格的な焼肉屋でがっつり食う気分ではなかった。

そうだ「マルミツに行こう!」

街の中心部から郊外に車を走らせた。弘高下の坂を上り桔梗野へ、さらに久渡寺方面へ向かうとその店はあった。

「マルミツ食堂」 この存在感にやられる。

桜祭りの露店を思わせる、そのバラックな外観は、明らかに異彩を放っている。手書きの看板。ガラス越しに見えるおどろおどろしいねぷた絵。すでに車が数台停まっていた。

ガラガラと戸を開け中に入ると、いきなり玄関のタタキのようなところで、おばちゃん二人がラーメンを食べている。丸ストーブが焚かれていた。

中の座敷に上がるには、靴を脱がなければならないが、どこで脱いだらいいのかわからないくらい客の靴がごちゃごちゃと散乱している。そのごちゃごちゃに私と娘の靴も仲間に入れてもらい、座敷に上がる。

寺山修司の演劇セットのようなカオス感。

元々は民家だったのか、最初から食堂だったのかはわからないが、3部屋ほどの仕切りを取っぱらい、畳の上に長テーブルが並んでいる。外観に劣らず、中の雰囲気も桜祭りの露店にいるような錯覚を覚える。この雰囲気はたまらなく好きな人と苦手な人に分かれるかもしれない。

食堂なので色々なメニューはあるが、テーブルの上には何個もの鉄板コンロが並んでいて、焼肉が人気なのを窺わせる。座敷ではすでに何組かがビールを飲みながら肉を焼いていた。娘は「焼肉定食」 私は「味噌ラーメン」を頼んだ。

「マルミツ食堂」の来店は2度目。よくMTBチャリダー先輩の皆さんが集会を開いている。確かに郊外店のクリーンな焼肉屋よりは、こういった雰囲気の方が盛り上がりそうだ。

ほどなくして、「焼肉定食」と「味噌ラーメン」が来た。店のおばちゃんが目の前のコンロにシュボッと火をつける。定食なので肉の量は多くはないが、それでも目の前で焼くのは少しテンションが上がる。

肉、焼きキャベツ、ご飯、味噌汁、おしんこ。740円。

少食の娘であるが、目の前で焼く肉はやはり美味しいのだろう。あっという間に平らげてしまった。少しだけ残っていたご飯は、私の味噌ラーメンをおかずにして食べた。大人であれば、もう一皿いきたいところ、とくにホルモンがおすすめらしい。

今の世の中、街のいたるところにお洒落なカフェやレストランがあったり、郊外に行けばどこの街も同じ外食チェーンが並んでいる。ほとんどの子供たちは、そういった小綺麗な場所で食事することが普通になっている。

決して小綺麗とは言えない、むしろ津軽のカオス感たっぷりのこの「マルミツ食堂」で、焼肉を食べた感想を聞いてみた。


娘も満足顔。

「この雰囲気オモシロい!」

まだまだ、現代っ子も捨てたもんじゃない。

 

※ 弘前公園や最勝院など観光スポットだけでは満足できない方は是非。店舗情報はコチラ。 

 

 マルミツ食堂

青森県弘前市若葉1-5-4 0172-33-3956

11:00〜23:00 無休 駐車場あり


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