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2019-10-15

弘前のラーメン / 秋刀魚煮干し蕎麦&イカ煮干し『高倉』


 

2020年1月、再訪。

前回、オヤジ3人で訪ずれたときは、初回ということもあり定番メニューの「秋刀魚煮干しそば」を皆で注文した。

本日は、2回目ということで話題の「イカ煮干し」を注文。限定メニューと言われていたが、継続的に提供しているようだ。季節限定なのではなく、1日で提供できる数量が限定ということらしい。

カウンター席が埋まっていたので、一人で贅沢にテーブル席に座る。

 

「イカ煮干し、お待ちどうさま。スープが濃ければ、割りスープがあるのでお使いください」と丁寧なアドバイス付きで目の前に「イカ煮干し」が置かれた。

 

「イカ煮干し」

 

定番メニューに比べ値段が高いだけあって、煮たまご入りでチャーシューも多め。そしてビジュアルからもわかるスープの濃さ。

(いや、いくら濃いからといって最初から割るほどではないだろう)

と思い、ドロっとしたスープを一口。(濃い!まじ濃いわ!)

とりあえず麺をすくう。(太い!)

すでに前回食べた「秋刀魚煮干しそば」の麺がどんなだったか忘れていた。思い返して読んでみると、どうやら前回も太かったようだ。

太麺ではあるが縮れているので、濃いスープががっつりと麺に絡む。(うむ。これは濃い!)

 

素直に割りスープを継ぎ足す。

イカというだけあって、イカの風味(イカのゴロの風味と言ったほうがいいか)をしっかりと感じることはできるが、思っていた以上にイカ臭くはない。

しかし、ドロっとしたスープから麺を引き上げて食べているうちに、再び濃さが復活してくる。(やっぱり濃い!)

 

再び、割りスープを継ぎ足す。

煮たまごもなかなかのしょっぱさ。これは高血圧のおっさんにはなかなか手強い。

このままでは完チユは無理だ。いや、高血圧のおっさんは完チユしないほうがいい。でも、もう少しスープの味も味わいたい。

 

再々度、割りスープを継ぎ足した。

程よい濃さのスープになった。しかし、冷静になり完チユは一歩手前でやめておくことにした。

混んだ店内の中で、割りスープを取りに何度も行き来していたのは、これを書いているおっさんでした。

 

 

以下は、2019年10月、最初に訪れたときの記事です。

………………………………..

「ピロロロ〜ン」と、携帯のメッセージ音が鳴った。

「来週あたりどうですか?」と写真の先輩ナベさんからのメッセージ。ナベさんからメッセージが来るときは、写真の用事が5割。ラーメンのお誘いが5割。あとはない。

城東方面に新しくできたラーメン屋さんへ行ってみませんか?というお誘いだった。先週までコンクールや写真展、そして台風でなんとなく慌ただしかったので、週明けに行く約束をしていた。

というわけで、本日。

最近、SNSでもちょくちょく見かける『秋刀魚煮干し蕎麦 高倉』へ。店の隣にある駐車場に現地集合と相成った。

集合というからには、二人ではない。ナベさんの高校時代の同級生であるA保さんもいらっしゃるとのこと。A保さんは、ラーメン好きの間でもラーメン通として知られた存在で、弘前はもちろん津軽一帯のラーメンを知り尽くしているお方だ。

私が一番先に着いたので、駐車場で待っていると程なくしてA保さんが来た。車から出てきたA保さんが「初めまして!」と挨拶をしてくださった。「お世話になっています!」と私は握手を求めた。

確かに「初めまして」ではあるのだけれど、しょっちゅうFBでお顔を拝見していたので、初対面という感じはまるでなかった。

そして、なぜ「お世話になっています」なのかといえば、合唱部の子どもたちと一緒に「NHKコンクール県大会・東北大会」に出場したときのピアニストが、A保さんの娘さんだったからだ。

これはホントに驚きの偶然だったのだけれど、実のところ「父がラーメンばかり食べるので困っている」と言われていたので、少々都合の悪い本日の昼飯であった(笑)

すぐにナベさんも合流し、3人は『高倉』の暖簾をくぐった。

 

秋刀魚煮干しそば 『高倉』

花札のボンズが描かれた看板は、なかなかに目を引く。店内に入るとすぐに食券機があった。

「何にする?」「何にする?」とお互いが牽制し合う。誰かが限定十食の「いか煮干し」を頼むかと思いきや、3人ともメインメニューの「さんま煮干しそば」を選択。

いろいろ食べ歩いている3人ではあるが、意外と冒険はしないのであった。確かに、初めて食べる店でハズしてしまうと、後々来なくなることもあるから。

 

ラーメンが運ばれてくるまでの間、3人は音楽や写真の話で盛り上がる。見た目が濃いオッさん3人にしては、話題が妙にアカデミックである。

ナベさんは若い頃ロックをやっていたそうだし、A保さんは吹奏楽をやっていたらしい。娘さんもきっと小さい頃からお父さんの影響を受けたのかもしれない。

 

「お待ちどうさま〜」

ラーメンがきた。いい感じの金属のプレートにラーメンの丼が乗っている。煮干しくささを和らげるためだろうか、切ったレモンが添えられている。

 

さんまの濃ゆい煮干しそば 750円

まずは、スープを一口。うん、思っていたほど「秋刀魚」のくさみやえぐみはない。しかし、味の濃さはけっこうある。

麺を持ち上げてみる。お、これはこの辺では珍しい麺だ。太麺ではあるが、少し平打ちぽくて、かつ縮れているのだ。確かに濃厚煮干しには、太麺を使う店が多いが、最近はストレートな麺が多いように思う。

ストレートは上品な感じはあるけれど、個人的には幾分縮れている方が、食感も良くスープも絡んでくれるので好きだ。

中央に大根おろしが隠れていた。これを溶かしてスープに混ぜるとなかなか美味い。そういえば、焼いた秋刀魚には、大根おろしをのっけて食べるもんな。

チャーシューも少々変わり種。大きめの豚のチャーシューと鶏肉とのコンビネーションだ。

全体的には、よくある「濃口煮干しラーメン」のように見えるが、なかなか細かいところに拘ったラーメンである。後半は、少々スープがしょっぱく感じたが、割りスープもあるらしいので、血圧の高い方は割ってからどうぞ。

というわけで、むさ苦しいオッさん3人は、カンチユ一歩手前であった。

 

むさくるし…いや、人生の大先輩と。また、お誘いお待ちしております。

 

店舗情報

 

秋刀魚煮干し蕎麦 『高倉』

青森県弘前市豊田三丁目1-1 (地図)

営業時間:11時〜20時  定休日:水曜日

駐車場あり

 


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