弘南バス五所川原バスセンターの蕎麦処 / 「美味そば亭」
先日、ノスタルジーに浸りながら五所川原の街を散策した。そのときに、駅前の弘南バス営業所にある小さな蕎麦処で、昼飯をいただいたのだった。
そのことを書くのを忘れていた。別に、いつ書いてもいいのだけど、あまりに間が空くと日記的な要素が薄れてしまう。簡単ではあるけど書いておこう。
JR駅の「蕎麦処」ならば、「弘前駅」とか「青森駅」と書けば済む話だが、この五所川原駅のすぐ向かいにあるバスセンターは、その呼び名に困る。
正式には「弘南バス五所川原営業所」という名称らしいが、「バスターミナル」と言う人もいれば「バスセンター」と呼ぶ人もいる。
主に五所川原市内の方が使っていると思うので、五所川原市民が何と呼んでいるのか気になるところだ。(M氏、H氏、情報求む)
そして肝心の蕎麦処。自分的には「バスセンターの蕎麦や」というのがしっくりくるけど、なんと「美味そば亭」というちゃんとした名前があった。
実はこの日、蕎麦を食べ、弘前の自宅に帰ってからググってみて初めて気がついたのだ。食べているときは気づかなかった。
「美味そば亭」は、立ち食いそばの趣だけれど、カウンターには椅子がいくつか並んでいる。カウンターの上の方に、紙に書かれたメニューが貼られていた。結構種類がある。
この日は、「天ぷらそば」を注文した。目の前におにぎりがあったので、それもいただくことにした。
津軽の人なら誰でもわかるが、駅で食べる「天ぷらそば」の天ぷらは、全然高級感がなく、すぐ崩れてしまう、あのタイプだ。
ここの蕎麦は「弘前駅」のよりも、さらにあっさりしている。食感も量も、そしてツユの濃さも。だからおにぎりも一緒に食べてちょうど良い塩梅。
そのかわりお値段はぐっとお手頃。確か「天ぷらそば」で330円だったかな。おにぎりと一緒に食べても計430円。
朝飯がわりにかっこむのも良し、仕事の帰り際に軽くいただくのも良し、の美味しい一杯である。
ちなみに、ここの麺は地元の製麺所である「外崎製麺」さんの麺を使用していて、そこの奥様がお店を切り盛りされているとのこと。たぶん、私が高校生だった頃からあったんだろうな。
昭和感たっぷりの「バスセンター」
高校生の頃、気になる女の子がいた。
彼女がバスに乗り込むのを見届け、「あ〜今日も話しかけられなかったなあ〜」と思いながら、向かいのJRの駅に向かったことを憶えている。
手書きの漢数字で表されたバスの時刻表を見ると、あのときの光景が儚げに蘇ってきた。
店舗情報
美味そば亭
五所川原駅前 弘南バス五所川原営業所待合室内
休日:日曜日
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