浪岡の老舗食堂で「カツカレー」を食す予定が、店が閉まっていて急遽変更ス!
蓬田村ライドを終え、フェリー埠頭に戻る。さっきから腹が鳴っていた。
急いで車にロードを積み込み、弘前方面に向かって国道7号を走る。青森で昼飯を食べても良かったのだが、今回は浪岡で『カツカレー』を食べると決めていた。
浪岡には「つねた食堂」という人気の老舗食堂がある。とくにラーメンに関しては横綱級の人気である。ただ、いつ行っても混んでいるイメージがあって、ここ数年は訪れていない。
他にもいくつかの老舗の大衆食堂があるらしいので、いろいろ調べているときに目に入ったのが「小倉食堂」だった。なんと、1910年創業の浪岡を代表する100年食堂なのだとか。
そして、”浪岡名物おぐらのカレー”と言われるほど有名らしく、なかでも『カツカレー』が絶品だとか。
いつもラーメンばかりでは芸がない…ということで、今回の蓬田ライドの後は、この「小倉食堂」で『カツカレー』と決めていたのだった。
浪岡の街のほぼ中心にあるということで、迷わずに辿り着けそうだ。
時間も14時を過ぎているから、そんなに混んでいないだろう。腹が減ってクラクラしていた。
やがて、向こうに「小倉食堂」の看板が見えてきた。ようやく昼飯にありつける。はやる気持ちを抑えながら駐車場に車を入れようとした、その時。なにかが見えた。
【 本日休業 】
身体中がワナワナと震えるのが分かった。
ロングライドをすると、筋肉にエネルギーが足りなくなり「ハンガーノック(身体にまったくチカラが入らない状態)」に陥る。
今回はロングライドというほどの走りではなかったので、「ハンガーノック」になることはなかったが、今の自分はそれに近いものを感じていた。
(おいおい、ちょっと待てよ。調べたときは確か、第2第4日曜が定休日って書いてあったぞ…それにまだ閉店する時間じゃないし)
ネットの情報に文句を言ってもしょうがない。こんなことは、5回に1回はあることだ。いや、ここ最近は3回に1回だ。
ダメ元で「つねた食堂」に行ってみた。…..ダメ元だった。サンライズ食堂もあるが、ちょっと気分ではない。
どうしようか…….
あ、確か駅の方に「うの食堂」っていう食堂があったはずだ。ラーメンが美味しいと聞いたことがある。行ってみよう。
とにかく、なんでもいいから食べたかった。なんでもいいけど、やっぱり美味しいものを食べたかった。
「うの食堂」はすぐに見つかった。
店も駐車場も大きく広い。確か老舗だったと思ったが近年新装したのだろうか、随分とキレイな店内だ。
ジャージ姿で少し気は引けたが、14時を過ぎていたせいか、幸い客は自分一人だけだった。
テーブル席についてメニューを見る。『カツカレー』モードではあったが、『カツカレー』は、いつか「小倉」に来たときのためにとっておこう。そう思った。
ラーメンが美味しいという口コミも目にしたことがあったので、チャーシュー麺にした。
チャーシューが丼を覆うようなイマドキなチャーシュー麺ではなく、ここはやはり老舗らしい見た目も王道のチャーシュー麺である。
まずは、身体が乾いていたのでスープを一口。ザ・ベーシック。あっさりながらも焼干しの出汁が効いている。平打ち気味の縮れ麺は自家製麺。スープとよく合う。チャーシューは薄めで、脂身はほとんどなし。
麺もチャーシューもメンマも、そしてスープも身体に沁み入るように、あっという間に食べてしまった。
それにしても浪岡の老舗食堂は奥が深そうだ。
今回振られた「小倉食堂」も、混んでいてなかなか入れない「つねた食堂」も、必ずやリベンジしてみせよう。(ちなみに、後日調べたら「小倉食堂」の定休日は、この春から水曜日に変わったらしい)
というわけで、ラーメンを食した後は、浪岡独特の黒い温泉へGO ! ? ?
(またもやまたもや、次へと続く…)
『 うの食堂 』
青森市浪岡浪岡細田107-3
コメントを残す