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2021-12-30

「銀水食堂」で 2021年を締める


 

ドカ雪から三日ほど経ち、気温も緩みホッとしたのも束の間。今年最後の仕事だというのに、外の景色は真っ白。

こりゃ、大晦日も元旦も雪かき決定だな。青森津軽で暮らしているからには、仕方のないことだ。

 

昼休み、「柳田酒店」に行く。

「おばけやさい」でお世話になっている農園へのお礼に、日本酒を選んだ

柳田さんのセレクトはいつも的確だ。

農園のおじいさんは、あまり辛すぎないのが好みらしい。柳田さんは栃木のお酒を選んでくれた。

そのまま、昼飯を食べに「銀水食堂」へ向かう。それにしても雪がすごい。

 

 

雪はすごいけれど、お店には沢山の客がいた。さすが銀水。

銀水のかあさんに挨拶をして、カツカレーを注文する。

ここに来る客のほとんどは、メニューを見ずに注文をする。それだけ、誰もが自分なりの銀水メニューがあるのだろう。

 

10月に娘と一緒に来た。妻が亡くなってから初めてだった。

銀水のかあさんは、私と娘の姿を見て少し驚いた様子だった。妻が百石町展示館に勤めていた頃、週の半分は銀水に来ていたそうだ。

妻がお世話になったことのお礼を伝えると、かあさんは娘を見て少し泣きそうな顔になった。

そのときは、娘はオムライスを、私はやはりカツカレーを注文した。

 

今日のカツカレー。いつものカツカレー。

 

自分が中土手町で働いていた頃よりも、少しケチャップの味が強くなったかな。

でも、相変わらず美味い。

 

「あんたも、いろいろ大変だべけど、娘さんのために頑張っての」

帰りがけ、かあさんが言葉を掛けてくれた。私は思わず胸がつまり、言葉を返すことができなかった。

 

銀水のかあさん。ありがとうございます。また来年もカツカレー食べに来ます。

 

 

 

 


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