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2022-03-23

空虚な時間 ⑤ / 金木の『驢馬(ロバ)』でエビフライカレーに驚ク


 

時間は遡り、中里へ向かう途中、金木で昼飯を済ませることにした。

金木でラーメンといえば「嘉瀬のラーメン屋」が有名である。撮影や店内での言動などルールが厳しいことでも有名な店である。

今回の「空虚な時間旅」は、のんびりとノンスケジュールで過ごすことが信条なので、訪れる飯屋もノンストレスが良い。

 

そういえば以前、なんかのサイトで見たときに、金木に難しそうな名前の食堂があったように記憶していた。

車を道端に停め、スマホでググってみると、それらしき店の名前を見つけた。

『驢馬』

「ロバ」と読む。小型馬のロバのことだ。読みが難解だが、書きは不可能である。

レビューを見ると、カレーとラーメンが人気らしい。ラーメンに至っては、とても喫茶店の味とは思えぬものらしい。(ちなみに、藤崎の人気ラーメン店「麺屋  謝」の店主は、ここの息子さんだとか)

ただ、前日にラーメンを食したばかりだ。ここはカレーにしよう。

 

軽食・喫茶「驢馬」

 

国道沿いにあるので、場所はわかりやすい。

道を挟んで向かい側に空き地があるのでそこに停めた。指定駐車場ではないかもしれないが、問題はなさそうだ。

店内に入ると、8割ほど席は埋まっている。家族連れが多い。私は端っこのテーブル席を選んだ。

メニューを見ると、ラーメン・定食・丼物・炒飯・焼きそば・パスタ・ドリア・カレー…と、かなりのバリエを網羅している。

カツカレーにも惹かれたが、エビフライカレーを注文することにした。エビフライカレーって、ちょっと贅沢な感じがあるし、空虚な時間旅らしいと思った。

 

それにしても店内を見て驚く。店内の作りはいわゆる昔からあるような軽食喫茶の店という感じ。驚くのは壁に並んでいる漫画本である。

喫茶店に漫画本があるのは、よく見かける光景だが、ここの店内は全ての壁が漫画本で覆われているのだ。

 

漫画本の壁

 

昔は食堂に入ると必ず読んでいた漫画本。しかし、いつからかまったく読まなくなってしまった。

これは明らかに携帯電話の存在によるものだろう。

そして、やはり携帯をピコピコとチェックしていたら、エビフライカレーがやってきた。

そして驚いた。

 

 

デーーーーーン!

なんと、デカいエビフライが3本ものっかっているゾ!

たっぷりのサラダもついて、これで800円。普通のカレーライスが650円だから、このエビフライカレーはめちゃコスパ良し。

見た目は、パセリと生クリームのかかった喫茶店らしいカレー。食べてみると…これがまたコクと深みがあり、なかなかスパイシー。美味いカレーだ。

エビフライも食べ応えありで、もちろん美味い。

 

それにしても、なんだか、なんだか。

無駄に過ごすはずの「空虚な時間旅」が、どんどん充実していきそうなのが気になるところだ。

まあ、どんな風に転がろうが良いではないか。

自分の生き方は、自分で決めるのだ。

 

ナンノコッチャ

 

 

 


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