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2022-03-27

空虚な時間 ⑧ / 娘と一緒に激ウマの「特製カレー」を作ル


 

尾上駅前のレトロな温泉でボケまくった後、帰りの車の中で夕飯のメニューを考える。

そういえば頂き物の牛肉を解凍中だった。それを使って何か作ろう。

 

弘前に着くと、ちょうど娘の塾が終わる時間だった。

娘をピックアップして、そのまま生協へ向かう。

生協のスーパーは正確には「コープあおもり和徳店」で、生協という明記はないけれど、昔から生協と呼んでいる。

 

娘と相談して、カレーを作ることにした。

牛肉なので、そのままステーキも良かったのだが、あえてカレーにするのも贅沢だ。

それに、妻が以前買い置きしていた「S&B プレミアムカレー」が残っていた。賞味期限もそろそろだったので、それを使おうと思ったのだ。

 

具材は超シンプルにする。じゃがいも、人参、そしてデカくて美味そうな新玉ねぎを選ぶ。

軽く飲みながらカレーを作ろうかなと思い、瓶のバドワイザーも買う。バドを買うなんて何年ぶりだろう。

 

帰宅してすぐ調理に取りかかる。

まずは新玉ねぎ。まるまると大きいヤツを2個、全部使ってしまおう。

娘が泣きながら剥いた玉ねぎをドバッと鍋に入れる。

 

鍋の中は玉ねぎだらけ。多すぎたか?

 

次に、じゃがいもと人参。これも娘に皮を剥いてもらう。

包丁で巧く剥けるかな?と思ったら、しっかりピーラーで剥いていた。

 

グビグビ。キッチンドランカーです。

 

玉ねぎを炒めていた鍋に、じゃがいもと人参もブチ込む。

さて次は、牛肉。

ステーキ用の肉2枚を、適当な大きさにブツ切り。見た目は気にしない。

玉ねぎがしんなりとしてきたところに、牛肉をブチ込む。

塩コショウと野菜ブイヨンで少しずつ味を整えながら、グビグビ。

 

数分たったところで、水を投入。

たまにアクを取りながら、いい感じになったところでカレールーを投入。

少し弱火にして、じっくり煮込みながら、グビグビ。

 

お次は、特製ソース。

中濃ソース、トマトケチャップ、醤油を混ぜ合わせる。

それに、おろし生ニンニク、クミンを加え、最後に赤ワインを注いでかき混ぜる。

なんか、あるものを適当に混ぜ合わせただけだが、なかなか複雑な良いお味。

 

グツグツといい匂いのする鍋に、この特製ソースを投入。

さらに隠し味でビターチョコレートを一個だけ投入。

その後、さらに煮込みながら、グビグ…あらもうカラだ。

 

できあがり。

すげ〜いい匂い。

鍋いっぱいにあった新玉ねぎも、ほとんど形がなくなっていた。

皿に盛り付け、先ほどのソースとヨーグルトを少しだけかける。

 

特製カレー

 

さっそく、いただきます。

「ウ、ウメーーーーー!」 まじ、美味い。

「ウ、ウマーーーーー!」 と、娘も叫ぶ。

 

料理の写真は下手くそなので、美味しさが上手く伝わらないのが残念であるが、まじ美味かったのです。

大量に煮込んだ新玉ねぎの甘みも出ているし、何と言ってもブツ切りにした牛肉の旨味もバッチリ。

「ママの作ったカレーと同じくらい美味しい」

と娘が言った。

そうか、僕らのカレーは、まだまだ妻のカレーには追いつけないようだが、嬉しい言葉だった。

 

それにしても、カレーを食べながら

(あれ?そういえば昨日も金木でカレー食べたんだった…) と、思い出した。

尾上の温泉でボケたばかりだったが、そのまま夕食でもボケていた。

でも、美味しいカレーは何日続けて食べても美味しいのだ。

 

 

 


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