真夏のスパイシーカレー
青森県は祭りの真っ只中。
特に「青森のねぶた」「弘前のねぷた」は、3年ぶりの開催とあって盛り上がっているようだ。
数日前の天気予報では、祭り期間中はずっと雨予報が出ていたが、幸いにも後半は好天が続いている。
今夜の弘前ねぷたは、駅前コースなので、近くの通りに運行前のねぷたが集結していた。
「近くにねぷたが集まってるから見に行かない?」と訊いても「ん〜、めんどくさいからいいや」という気のない返事。
この暑い夏。引きこもりがちな娘は、祭りの笛や太鼓の音に心躍らせる様子もなく、相変わらずピコピコピコ。
「晩飯、どうする?」と訊くと「カレー」と再び気のない返事。
遠くに響くねぷた囃子でも聴きながら、カレーでも作ろうか。
フライパンで細かく刻んだニンニクを炒める。あ〜、いいカマリこ。
たっぷりの豚肉をぶち込んで炒める。あ〜、いいカマリこ。
8割方、火が通ったら皿に移しておく。
そのフライパンのまま玉葱を炒める。アメ色になるまで約20分。
その中に、レンジでチンしておいた人参を合流。
5分ほど炒めて、少し焦げ目がついたら、ジャガイモを合流。
最後に、炒めておいた別皿の豚肉を合流。
これらをしばらく炒める。
デカい鍋に1000ccの水を沸かし、フライパンの合流チームを仲良く煮込む。
メインのルーは、S&Bの「プレミアムカレー」と「とけ込むカレー」を半分ずつブレンド。
でもそれだけだと物足りないので、特製のオリジナル隠し味を作ってみる。
まあ、気分的なマスターベーションだ。
ウスターソース、オーガニックケチャップ、丸大豆醤油、牛乳、赤ワインを適量(適当に)混ぜ合わせる。
それに、黒胡椒、クミン、ガラムマサラの粉を混ぜ合わせる。
ペロリ。お、なかなか複雑な味でイケるかも。
20分ほど煮込んだ鍋に、2種類のカレールーを入れる。
5分ほど煮込んだら、最後に特製うぬぼれオリジナル隠し味スパイススープを入れる。
そして、さらに数分煮込む。
オリジナルうぬぼれスパイシーカレーの完成。
冷たい白ワインと。
見た目は、ごく普通のカレー。
じっくりと煮込む時間がなかったので、少々スープカレー的なビジュアルとなった。
玉葱とジャガイモもしっかり形が残っている。
しかし、一口食べてみると
「おほ〜!」
なかなかスパイシーで美味い。
豚肉に炒めたニンニクの味がついてるのも良し。
嫁さん次男坊も、「ウマいウマい!」と汗をカキカキしながらがっつり食う。
娘も、「ウマいウマい!」と言いながら汗をまったくかかずにクールに食う。
やはり、暑い夏には、熱いスパイシーなカレーが合う。
そろそろ「ねぷたのモンドリコ」が聴こえてくる時間だ。
津軽の夏は短い。
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