大川原温泉 「学校そば」の天ざる
「大川原温泉」にて、熱めの温泉を堪能した後は、すぐ近くにある『お山の恵み』というお店で蕎麦をいただくことに。
『お山の恵み』と言ってもピンと来ないかもしれない。以前は、すぐ近所に廃校を利用した『お山のおもしえ学校』があり、そこで「学校そば」というメニューを出していた。
現在は、酸ヶ湯に向かう国道394号線沿いにある『お山の恵み』という店舗で、この『学校そば』を提供している。
場所が場所だけに、来店客はいるのだろうか?と思うが、全国的に知られた「酸ヶ湯温泉」へいく道程の途中にある、というだけあって、特に紅葉シーズンなどは人気があるようだ。
ただ、この道を通る度に、『お山のおもしぇ学校』や『学校そば』の看板を目にしていた人が多かったと思う。故に、『お山の恵み』よりは、『大川原温泉の学校そば』の方が、通じやすいかもしれない。
酸ヶ湯からロードで帰ってきた後、すぐにお店に顔を出した。店が閉まってしまうといけないと思ったからだ。
店の中にはお客さんは誰もいなかった。店の奥で作業をしているおかあさんに声をかけると、3時までに来てくれれば大丈夫とのことだった。
私は、急いで温泉に行き、身体も気持ちもさっぱりとさせてから、再びお店を訪れた。
メニューは蕎麦のみ。暖かい蕎麦と、ざるそばの二つ。そして季節の野菜の天ぷらがあった。私は温泉で身体が火照っていたので、ざるそばと天ぷらのセットにした。
前回おじゃましたときも書いたが、ここの天ぷらは季節によってバリエーションが異なる。(前回のブログ ⇩⇩⇩)
今回の季節の天ぷらは、どんな野菜や山菜たちなのだろう。楽しみ待っていると、「できましたよ〜」と呼ばれた。
小鉢や皿が多く、引いて撮ったために、蕎麦も天ぷらも小ぶりに見えるかもしれないが、蕎麦はそれなりのボリュームで天ぷらはかなりデカいのだ。
さっそく蕎麦をいただく。温泉後だけにのどごしの良い蕎麦が美味い。店舗の奥に「そば打ち道場」があるらしく、いつでも新鮮なコシのある蕎麦をいただくことができる。
さて、季節の天ぷら。デカすぎて蕎麦つゆの入った器に入りきらない。天ぷらの端に汁をつけて、バリバリと豪快に食べる。
見た感じでは、何の天ぷらかわからなかった。食べてみるとほんのりと苦味のあるもの、サクサクと香ばしいもの。どれも美味しいのだが、山菜に疎い自分には食べてもその種類がよくわからない。お店のおかあさんに訊いてみた。
「ふきのとう、ミズ、ウドの新芽、もうひとつはアカシヤの花、だよ」
ふきのとうはわかった。ミズは大好きな山菜だが天ぷらになったものは初めて食べた。ウドも新芽だからほんのりと苦味があったのだろうか。
それにしても驚いたのがアカシヤの花。なにやら小さな枝に実ようなものがついた天ぷらがあったが、それがアカシヤとは。山にあるものは、何でも天ぷらにしてしまえば美味しいのかもしれぬ。
酸ヶ湯までのツーリング。秘湯で身体をリフレッシュし、季節の天ぷらを食らう。短い時間ではあったが、贅沢なひと時であった。
お店の情報はこちらから。
お山の恵み(学校そば)
青森県黒石市大川原字萢森56-1 (駐車場あり)
TEL:0172-54-2177
営業時間:11:00〜14:00 (私の訪問時間は特別だったようです)
冬季は営業をしない期間もありますので、ご注意ください。
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