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2019-06-25

ツール・ド・ツガル / 岩木山麓『三本柳温泉』


 

岩木山麓には多くの温泉が存在する。

有名なところでは「嶽温泉郷」 嶽温泉が近づくと、硫黄の匂いがプンとする。温泉宿が数件並び、嶽きみのシーズンは多くの観光客で賑わう温泉だ。

岩木山神社のすぐ近くにある「百沢温泉」 アクセスの良いところにあるのだが、ここのお湯はかなり熱くて、温め好きの私にとってはあまりゆったりとできない温泉なのだ。

スカイラインからの桜並木を降りていったところにある「湯段温泉」 湯段は、一昔前の別荘などがあり、なにかまったりとした雰囲気が漂う集落。自分も好きな温泉の一つ。

このように、岩木山麓にはいろんな温泉があるのだが、どれも泉質や温度が異なるのだ。

 

 

さて、今回のツーリング。グルメは抜きで温泉のみ。岩木山麓にある温泉の一つ『三本柳温泉』に行ってみた。

自宅から10kmちょいのところにあるので、車で行くのは気がひけるが、これも温泉を楽しむためということで、今回もロードを車に積み込んだ。

岩木山神社を少し過ぎたあたりで左に折れると、まもなく『三本柳温泉』が現れる。車を駐車場に停め、ロードを取り出す。温泉の玄関に様子を見に行くと、ちょうど店主らしい方がいた。車を停めさせてもらうことを告げると、快諾してくれた。

 

三本柳から目屋方面に下る。そのまま『ビーチにしめや』を目指して走る。予想以上に向かい風がキツい。ヒ〜ヒ〜走っていると、一人のチャリダーが颯爽と追い抜いていった。

『ビーチにしめや』で水分補給をして、すぐに激坂の大秋に向かう。年に1〜2回は走るコース。西目屋の役場を過ぎるとすぐに8〜10%の勾配が始まる。

しかし、昨年あたりから行われていた工事がだいぶ進んでいるようだ。道もキレイになりかなり走りやすくなっている。斜度が変化しているわけではないのだが、道がキレイに舗装されているだけで随分と違うものだ。

まだ、全ての工事は終わっていないらしく、途中からはいつもの凸凹道になった。凸凹道の頂上を超えると、少し下って大秋集落に入る。

 

大秋の風景

いつもながらの、山々に囲まれた風景。今でこそ、道も良くなり弘前市内にもスムーズにいけるようになったと思うが、昔はどうだったのだろうか。冬場は長い間、閉ざされていたのではなかろうか。

大秋をあとにし、しばらく長い坂を下ると、総合運動公園に向かう長い坂が現れる。特に最後の直線はキツい。デカい喘ぎ声をあげながらペダルを回し続けるとやがて青い標識が見えてきた。神の標識。

 

神の標識

標識の下には「ヒルクラ」の看板があった。今年は残念ながら参加できないが、走っている途中でこのピンクの看板に出会うと、やはり気持ちが上がるのだ。

そしてネックレスロードに入ると、そこからは一気に三本柳まで下る。嶽から岩木山神社までの下りは気持ちがいい。斜度がきつくないので、下りもそんなにブレーキをかけずに下ることができる。

神社の手前で右に折れると、再び三本柳に着いた。『三本柳温泉』は三本柳の集落から、ほんの少しだけ離れたところにポツンとある。その場末な雰囲気がいい。

 

『三本柳温泉』

鄙びた雰囲気ではあるが、玄関に向かう小径は、旅館の趣で綺麗にされている。

受付で料金を支払う。300円と格安。かなりカオス感の漂う受付。場末の温泉はこうでなければならぬ。

 

ここで料金を払います

受付の方が、温泉までの案内をしてくれた。『三本柳温泉』は宿泊施設も整っているので、幾つかの部屋と長い廊下がある。

その廊下をしばらく歩き、右に左にと折れると男湯が現れた。ドアを開けて中を覗くと、なんと誰もいないではないか!温泉に訪れて、他のお客が一人もいなかったとき、妙に贅沢な気持ちになるのは誰もが思うことだろう。

身体にまとわりつくサイクルウェアを脱いで中に入る。予想以上に天井が高い。決して広くはないが、開放感がある。

そして変色している壁の色がまた、気持ちを高揚させてくれる。大きな窓も開いていて、露天風呂を味わっているようだった。

 

開放的な窓が露天の気分

 

ツーリングでかいた汗をシャワーで流した後、ザブンと贅沢に湯船に身体を沈めた。

車で数分のところにある熱い熱い「百沢温泉」とは違い、ちょうど良いお湯加減。そして「嶽温泉」ほどクセは強くなく、やさしい温泉である。

窓の向こうに見える山々の風景を見ながら、私はくりかえし何度も温泉に浸かった。

『三本柳温泉』の情報はこちら。

 

『 三本柳温泉 』

泉質:ナトリウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
泉温:42.2度(源泉掛け流し)

青森県弘前市百沢温湯7

TEL:0172-83-2508

営業時間:8:00〜20:30

料金:300円


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