「 春キャベツとベーコンのペペロンチーノ 」
パスタは「ペペロンチーノ」が好きだ。
前回の「豚汁」でも書いたが、カレーライス、ラーメン、豚汁、ペペロンチーノは、4大好物である。
「ペペロンチーノ」は、誰もが知るパスタメニューのひとつだが、「ペペロンチーノ」というのは、本来メニューの名前ではない。
パスタ好きであれば、誰でも知っていると思うが、「ペペロンチーノ」とは赤唐辛子のことで、正式な名称は「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」である。「アーリオ」はニンニク、「オリオ」はオリーブオイルのこと。
なので、イタリアに旅行に行ったときに、リストランテで「ウーノ!ペペロンチーノ!(ペペロンチーノひとつください!)」と注文しても通じないと言われている。
でも、昔、仕事でミラノへ行ったことがあったけど、「ウーノ!ペペロンチーノ!」で通じた。
おそらく、多くの日本人がそういう頼み方をするので、気さくなイタリア人は理解してくれたのだろう。(またアホなジャポネーゼが来たぜwww)と思われていたかもしれない。
それでも、少し慣れてくると「ウーノ!アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ〜〜〜!」なんて注文するのだが、日本で食べるような「ペペロンチーノ」に出会うことは稀だった。
イタリアで食べる「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」は、その名の通り、ニンニクとオリーブと唐辛子だけを使用した超シンプルなメニュー。具はほとんど入っていない。
ベーコンとかピーマンが入っているのは、日本人が勝手に思い描いているだけで、もしそれが希望なら、その具材も一緒にリクエストしなければならない。
というのも、メニューに最初から載っていれば、どんな「ペペロンチーノ」かがわかるけど、「ペペロンチーノ」がメニューに載っていることはほとんどないのだ。
メニューというよりも、パスタメニューのベースみたいなものなのだろう。
でも、今ここは日本である。「ペペロンチーノ」といえば、どんな「ペペロンチーノ」が出てくるのかワクワクするのだ。
で、登場したのがコレ!
と名付けた「ペペロンチーノ」であったが、トッピングした「大根葉のベビーリーフ」がパスタの上を覆いかくし、まるでベビーリーフが主役のようになってしまった。しかし、この新鮮なベビーリーフがまた美味いからOKなのだ。
「ペペロンチーノ」といえば、赤唐辛子の辛さとニンニクスライスの風味が強くなりがちだが、春キャベツのまろやかな甘みが調和して、とても上品な味わい。
とにかく美味しい。
前回の豚汁に続き、またもやおかわりしてしまった。
マラソンを始めようかどうか、思案しています。
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