toggle
2022-03-26

空虚な時間 ⑦ / 平川市尾上の『大和温泉』でレトロを満喫ス


 

3日間と半日の「空虚な時間旅」も、連日のグルメ&温泉と、充実した時間を過ごしてしまい、危機感を感じている。

3日目はだらっと過ごそう…そう決めていたわけではないが、目が覚めたらすでに11時近かった。いい出足だ。

 

珈琲を飲んでいたら娘も起きてきた。

「今日はどうする?」「ん?今日、塾ある」「え?そうだっけ?」

週に一日だけ塾に通っていた。苦手な数学だけ。でも最近は数学の調子がいいらしい。

 

さて、自分はどうしよう。

二日続けて温泉行ったんなら、今日も行ってしまおうか。よし、そうしよう。

一昨日は南、昨日は北。じゃあ、今日は東か。東なら黒石温泉郷か、平賀のアップルランドか唐竹か。

グーグルマップで温泉マークを探す。黒石と平賀の間に、聞いたことのない温泉を見つけた。

「ちょっと、温泉行ってくるわ」

娘にそう言って、私は車を東に走らせた。

 

20〜30分ほどのドライブ。

あまりにすぐ着くのも味気ないので、黒石周りで行くことにする。

田舎館駅の踏切で一時停止したら、いきなり踏切が鳴り出した。

どうやら、温泉だけでなく撮り鉄も二日続けて体験できそうだ。今回はスマホだけど。

ハンドルにスマホを固定していたら、黒石方面から弘南鉄道の銀色の列車がやってきた。

 

 

少し西に傾きかけた陽を浴びて、シルバーの車体が通り過ぎていく。

津軽鉄道ほどではないが、弘南鉄道の車体もなかなかレトロモダンでいいな。

 

黒石からまっすぐに一本道を走ると、数分で尾上に着いた。

尾上といえば、盛美園や猿賀神社など、歴史を感じさせる小さな街だが、温泉が目的で訪れたことはなかった。

街中のくねくねした細い道を走ると、やがて弘南鉄道の尾上駅に出る。

温泉はその駅の目の前にあった。

 

 

『大和温泉』

見るからにレトロな佇まい。尾上の街中にこんな温泉があったなんて、まるで知らなかった。

館内もレトロな趣だ。アイスのケースや懐かしのマッサージ機。

しかし、ただ古いだけではなく、古さを生かした温泉として発信しているようだ。

そういえば、外の暖簾もお洒落な感じだった。

 

 

入り口のすぐ目の前に番台があって、「いらっしゃいませ〜こんにちは」とご主人のやさしそうな挨拶。

私は料金を払おうと思い、ポケットに手を入れると…ない。入浴料のために用意しておいた500円玉がない。

どうやら車に忘れてきたようだ。私は再び駐車場に戻った。(ヤレヤレ…)

 

入浴料を払い、中に入るとけっこう人がいた。地元では人気なのだろう。

服を全て脱いでカゴに入れる。さて、いざ浴場へと思ったら…ない。

風呂道具一式がないのだ。なんと、風呂道具一式もまた車に置き忘れてきていた。(ナンテコッタ…)

タオルや着替えを入れたエコバッグだけは持ってきていた。

(取りに戻ろうか…)と一瞬思ったが、すでにフルチン状態だ。

とりあえずバスタオルと手ぬぐいはある。温泉に浸かりさえすれば、目的は達成だ。ひたすら風呂に浸かろう。

まさに「空虚な時間旅」にピッタリではないか。

 

浴場はこじんまりとした街の銭湯といった感じ。(ちょっと混んでたのでスマホ撮影は無し)

真ん中に4〜5人サイズの少し小さめの浴槽があって、泡がブクブクと出ている。

その奥には、ジャグジータイプの寝湯がある。寝湯が温めだったので、そちらに先に入ることにした。

どうせシャンプーも石鹸もないのだ。湯にのんびり浸かるしかない。

 

しばし寝湯に浸かった後、とりあえず手ぬぐいで体を洗う。

そういえば小さかった頃は、石鹸つけずにひたすら垢コスリで、ゴシゴシと親父にやられたっけ。あれは痛かったな。

次にシャンプーをつけずに頭を洗う。シャンプーがないから、二度洗う。あまりサッパリしない。

 

ブクブクと泡の出ているメイン浴槽に浸かる。

ちょうど良い熱さだ。泡の感じも良い。これなら、少し長い時間使っても良さそうだ。

それにしても気持ちの良い温泉だなあ。

 

目の前に「超音波浴泉」と書かれてある案内板がある。いろいろな効能が書かれてあった。

「温熱作用・殺菌作用・乳化作用があります」

「ストレス解消・マッサージ効果・美白効果があります」

すげえなあ。なんでもありの温泉だ。

でも、どうせなら「ボケ防止効果」も書いといてほしかったな。

 

『大和温泉』

青森県平川市中佐渡南田1−2 (尾上駅  駅前)

 

 

 


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です