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2022-05-04

ツール・ド・ツガル / 大鰐温泉チャリグルメ紀行 〜『若松会館』でぬぐだまル〜


 

「日景食堂」で腹を満たした後は、大鰐の温泉で締める。

大鰐は昔からの温泉街。道が微妙にわかりにくいレトロな街の光景は、かつて賑わった温泉街が残してくれた遺産かもしれない。

 

平川にかかる鯉のぼり

 

街をぐるっと走りながら、ロイヤル激坂の出発地点に戻る。

「茶臼山公園」の麓にある駐車場。その目の前に、年季の入った三階建ての建物がある。

それが「公衆浴場 若松会館」

 

チャリダーに人気か?

 

若松温泉ではなく「若松会館」という名が渋い。かつては温泉旅館だったのだろうか。

二階部分は、大鰐財産区の事務所や休憩室があって、利用可能(有料)だそう。

 

入湯券を買って受付に渡す。なんと200円。安すぎである。

脱衣場に入ると足裏に温もりを感じる。どうやら床下に温泉を通したパイプが敷設されていて、床暖房になっているようだ。

浴場では、地元の方々と思しきオッちゃんたちが数人、湯船に浸かりながら談笑中。

 

クラシックな浴槽

 

真ん中に源泉かけ流しの長方形の浴槽がある。その周りをカランが囲む伝統的な公衆浴場スタイル。

内湯がひとつだけというパターンは、だいたい熱めの湯に決まっている。おそるおそる足を入れるとやっぱり熱い。熱いのが好きな人には、ちょうど良い熱さだろう。

それにしても、温泉としては随分と透明度が高い。まるで真水(熱いから真湯?)のようだ。ほとんど無臭。

 

大鰐の共同浴場も、昔に比べると随分と減ってしまったそうだ。

そんな中にあって、このような温泉浴場はぜひ存続してほしい。コスパもいいし。

個人的には、もう少し温めの露天があれば最高なんだけど。そうすれば、観光客ももっと増えるんじゃないかな?

 

『公衆浴場  若松会館』

青森県大鰐町大字大鰐字大鰐59-1

 

ちなみに、タイトルにある「ぬぐだまる」は、「あたたまる」の津軽弁。

「ぬくぬくとあたたまる」が短くなったような言葉で、うまく表現できている言葉だと思う。

でも、PCで変換すると「脱ぐ黙る」

津軽弁は難しい。

 

 

 


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