『花の湯』の電気風呂で痺れル
こないだも書いたけど、自由な時間が増えて毎日のようにツーリングを楽しめるかと思っていたら案外そうでもない。
それは温泉に関しても同じであって、週に2回は温泉を楽しめると思っていたが、今のところは月に2回ほど。そろそろ寒くなってきたので、週イチくらいは楽しみたいところだ。
弘前に住んでいると東西南北に温泉がある。とくに東は黒石や酸ヶ湯、南は大鰐や碇ヶ関、西には百沢や嶽と、多くの名湯がある。
しかし、弘前の街近郊にも幾つかの温泉が点在する。ただ温泉を楽しもうとすると、つい足を伸ばしてしまうので近郊の温泉に浸かることは少なかった。
「花の湯」もその一つ。「道の駅ひろさき サンフェスタいしかわ」のすぐ裏手にあるので、その存在を知っている人は多いだろう。
自分も通るたびに気にはなっていたが、もう少し走ると大鰐…となれば、やはり大鰐の温泉まで足を伸ばしてしまうのだった。
それに「道の駅ひろさき」も、道の駅としては施設がかなり古い。道路沿いのレストランも閉まっていて、浪岡や碇ヶ関の道の駅に比べると観光的要素はほとんどないように思う。
今回は(一度「花の湯」に行ってみよう)と決めて訪れた。
道の駅を左に折れると、すぐに大きな看板と建物が見えた。
駐車場は広大。国道沿いにある温泉なので、長距離トラックドライバーの利用も多いらしい。
中に入るとロビーも広めで、野菜や花など、いろいろなものが売られている。入浴券を購入し、男湯の暖簾をくぐる。
どうやら脱衣所・浴場ともに撮影禁止のようだ。なので温泉の写真はなし。(公式なのかどうかはわからないけど、「青森朝風呂渡り」というサイトがあったので、そちらの画像をお借りしました)
メイン湯船、ジェットバス、浅めの温湯湯船、サウナ、露天風呂と、湯船の種類は多くいろんな入浴方法が楽しむことができる。
温めが好きな自分は、まず露天へ。
露天はけっこう広く、温めで気持ち良し。誰もいなかったので、大の字でのんびりと浸かる。
一人用の壷湯があった。ザブンと浸かるとザバ〜っと湯が溢れる。なんとも贅沢。
露天の後はメインの湯船へ。泉質は無色透明の単純温泉で、少し熱めではあるが百沢あたりに比べれば温いくらいだ。浅めの温い湯船にはラドン成分が投入されているらしく、ほのかに温泉の匂いを感じることができる。
その隣に気になる小さめの湯船があった。壁の注意書きを見ると「電気風呂」とある。
怖い。幽霊とか百沢の猿とか、怖いものはたくさんあるけど、電気のビリビリは自分にとって最も怖いものの一つ。冬の静電気とかマジ怖い。だから「電気風呂」とかがあっても、浸かることはない。
身体を洗い、髪を洗い、少しの間ボ〜っとする。そしてまた露天でボ〜っとする。最後はラドンの匂いのする湯で締めようか。
浴場はかなり広いけれど、客は十人ほどで、どの湯船もゆったりと浸かることができた。スーパー銭湯的な温泉は、あまり好んで行くことはないが、ここはわりと好きかもしれない。
チラ…
チラ…隣の小さな湯船が気になる。
きっと足を入れた途端にビリリ!ってなるんだろうな…。あ〜怖い。でもせっかく初めて来たんだしなあ。
恐る恐る手を入れてみる。ん?なんともない。全然ビリビリしない。
注意書きを見ると、「浴槽の壁に電気を発する板があり、その板に近づきながら自分にとって気持ちの良いビリビリを感じてください」とのこと。
恐る恐る電気板に近づいてみる。
ピリリ。ピリリ。お、なんか感じる。ちょっとだけピリピリ感のあるジャグジーという感じだ。
(お〜けっこう気持ちいいじゃん)
長年の立ち仕事は、知らぬうちに腰を酷使していた。辞める直前は、かなり重症になっていた。
腰を電気板に近づける。少しずつビリビリが強くなる。なんとも心地よい。
人間とは欲深いものだ。こうしているともっと刺激が欲しくなる。もう少しだけ近づいてみる。
ビリリー!!!
ギャー!
というわけで、大したいい湯っこであった。
「花の湯」
青森県平川市岩館長田97-1 弘前バイパス沿い。「道の駅ひろさき サンフェスタ石川」より約200メートル
帰りがけ、「道の駅ひろさき」に立ち寄ってみた。
やはり、オシャレな観光要素は全くなかったが、館内は年配の方々で賑わっていた。どうやら地場モノの野菜や果物が人気らしい。
どの野菜も採れたてで、すべてに生産者の名前が記されている。そしてなによりも値段が安い。
たくさん入ったピーマン。でっかいネギ。でっかいナス。でっかいゴーヤ。
そして、デッカすぎる巨大トウガラシ(このデカすぎるトウガラシはピリピリとした辛さと、ほのかな甘みが美味いっす)。
これ全部で580円だったかな。安い。日々、スーパーに通うようになった主夫は、ご年配の方々に負けじとカゴに野菜を入れたのであった。
夕食のメニューを考えるのが楽しみだ。早く帰って温泉上がりのビールをグビグビしながら、晩飯を作ろう^^
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