「水のある風景」 / 【 第2回 鰺ヶ沢写真クラブ展 】
9月20日〜10月1日にかけて、鯵ヶ沢の日本海拠点館にて【 第2回 鰺ヶ沢写真クラブ展 】が開催された。コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。
前回に引き続き、ポスターとハガキのデザイン、展示レイアウトを担当した。ポスター・ハガキのデザインでは、初めてPhotoshopを使ってデザインをしてみた。
普段、モノクロが多い自分の写真だが、今回は参加メンバーの鮮やかな写真を使ってデザインをしてみた。まだまだPhotoshopは使いこなせないけれど、今後少しずつこうしたグラフィックデザインも勉強してみたいと思った。
今回出展した作品は5点。前回同様にモノクロの作品。
昨年、EPSONのプリンターを購入したのだが、これまたPhotoshop同様に全然使いこなせず、自身でのプリント作業にはかなり苦戦した。何事も経験、回数をこなすことが大切だな。
写真展の備忘録として、作品をブログに残しておこうと思う。
出展候補を10点くらいに絞って、パソコン上で睨めっこする時間が続いたが、いくつかの作品に共通するテーマがあった。
それは「水」だった。海もあれば湖もあり、滝もあれば水溜りもあった。「水のある風景」というテーマのもと、5点を選んだ。
灯台があることからもわかるが、河口というよりはほとんど日本海である。
ご老人が、海藻か何かを採っていた。
「これは何を撮った写真なのか?」という質問があったらしい。白黒のコントラストが強すぎて、わかりにくい作品になってしまった。
湖上の木々と、湖に映り込んだ木々の写真で、よく見ると上下対象になっていることがわかる。
「雪を撮ったのですか?」という方もいたが、自分としては「わかりにくい」というのは「自身の個性」だと考えている。
娘が小学生だったときに、友達と一緒に深浦へ行った時の写真。
モノクロなのでわかりにくいが、夕暮れ時の写真なので、子どもたちがシルエットになっている。皆で木の枝を持っているのがオモシロいと思った。
奥入瀬の中でも有名な滝のひとつ。基本的に花鳥風月はあまり撮らず、撮ったとしても写真展に出品することはない。
ただ、この写真は「仕上げ方によっては、花鳥風月とは違った表現ができるのでは?」と思い選んでみた。
これはかなり以前、娘が小学校低学年の頃に撮った写真。
運動会が終わった後に、近所を散歩したときに撮った一枚で、RICOHのGXRを使っていた頃だと思う。
これもよく見るとわかるが、水溜りに映り込んだもので、それを逆さまに展示した作品。「わかりにくい」写真なので自分でも好きな写真のひとつ。
こうしてみると、5点ともテイストの全く異なる写真で、「水のある風景」というのは明らかに後付けのテーマだということがわかる。
それだけ、日頃からテーマを意識せずに写真を撮っていることを自覚する。確かにテーマをしっかりと持って撮る方が一貫性があって良いのだが、自分はどうしても「なんとなく気になったモノを撮る」という習性があるらしく、テーマはいつも後付けである。
あえて言えば、自分のテーマは「わかりにくい」だろうか。
それでいいのだ。
*今回はいろんな行事と重なり、ほとんど在廊できませんでしたが、ご来場いただいた皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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