岩川光トリオ・ジャパン・ツアー2017 LIVE / HIKARU IWAKAWA TRIO JAPAN TOUR 2017
金曜日の夜、「Eat & talk」にてライブがありました。
南米発祥の楽器とされる「ケーナ」の奏者でもあり、作曲家でもある岩川光氏。アコーディオン奏者の佐藤芳明氏。ピアノ奏者の林正樹氏。のトリオによるライブ演奏です。
南米ブエノスアイレスに居を構える岩川氏ですが、じつは弘前市のご出身。流暢な津軽弁で挨拶をしてくれました(笑)
「ケーナ」といえば、「コドルは飛んで行く」に代表される南米音楽でよく使われる楽器。乾いた郷愁を誘う音が、ノスタルジーを感じさせます。その夜のライブもてっきり南米の音楽を堪能できるのかな?と思っておりましたが…いい意味で裏切られました。
曲調やテンポにも多様なバリエーションがあり、少し和の音階のときには、尺八の音を思わせる雅楽のようにも聞こえたり、少し煌びやかな音のときには、アジアンなテイストを感じたり、ときには、少しフレンチジャズのようなお洒落な音を感じたり。
何かにカテゴライズされたジャンルというのではなく、オリジナルの「アコースティックな現代音楽」という印象を受けました。
私のようなものが、音楽を言葉で表現なんかするとせっかくの音楽が陳腐になってしまいますね。YouTubeでも彼らの演奏がいくつかUPされていますので、よかったら聴いてみてください。
今回のライブは、チャリの先輩でもある建築家の前田卓氏(いわゆる僕らのアニキ)が、セッティングに協力していることもあり、アニキのお誘いもあって足を運ばせてもらいました。アニキに岩川さんを直に紹介していただき、ライブの様子の写真を撮ることのお許しをいただいたので、熱い演奏を聴きながら少しだけ撮ってみました。
ライブを撮るのは初めて。望遠レンズじゃないし、ステージは暗めなので、感度的に自分のカメラではちょっと難しそう。なるべく聴いているお客さんの邪魔にならないような位置から撮りました。写真の腕が腕ですので、演奏の雰囲気が伝わる自信はありませんが、そこはご容赦ください。
全体的にはJAZZY。だけどパッションのある演奏。思わず引き込まれてしまいました。
仕事である洋服の話、ロードバイクや写真の話。そういった内容が多い私のブログですが、実は自分自身、高校、大学からずーっと音楽をやっていました。楽器ではなく歌の方。つい数年前までは、小さなアンサンブルグループで、15世紀のルネサンス音楽や、武満徹の現代音楽を歌ったりしていました。あまりにもマニアックなジャンルですので、触れぬようにしておりましたが(笑)
洋服は仕事なので長年やってるのは当たり前なのですが、趣味としては「歌」が一番長く続いているかもしれません。
今回、久しぶりにライブの演奏を聴いて、やっぱりナマの音はいいなあと思いました。自宅でデカい声で歌ってると家族にも近所にも迷惑がかかるので、チャリンコ漕ぎながら歌います。デカい声を出してるチャリダーがいたら、それは私なので、ぜひ声をかけないでおいてください。
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