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2017-07-11

初めてのツーリング / 弘南鉄道大鰐線「サイクルトレイン」


 

こないだの日曜日。弘前でも、ほかの街でも、いろんなイベントが行われていたようですね。

私はヒルクライムのあと店のセールなどもあり、なんとなく身体が疲れているようで、とくに何かのイベントに出かけることもなく、自宅でゴロゴロと。昼過ぎに娘が部活から帰ってきました。インドア派の娘も、ゴロゴロと「iPad」ヤリ放題状態。

う~む。このままではいかん。というわけで、娘と一緒に「インドア的ツーリング」へ行こう!ということになりました。(半ば強引に)

娘が自転車を乗れるようになったのは、小学校に入ってまもなくのこと。でも自宅が大通りに近く、やはり危ないこともあって、道路を走ることはありませんでした。

なので今日が娘にとっての初めてのツーリング。ヘルメットをかぶり、ちょっと緊張した面持ちで出発。ちょっと暑いかな。いや、かなり暑い。

まずは近所の「タケウチサイクル」さんでタイヤに空気を入れてもらいます。そのあとは、自転車通行が可能で、なるべく広めの歩道を選んで走ります。なかなか調子はいいかんじ。でも少し坂になるとうまく漕げないようす。それでもなんとか土手町まできました。

自分の小さい頃を思い出しても、歩くには遠くて普段行けないところに、自転車でくると、なんかスゴいことをやり遂げた気になったものです。娘もテンションが上がっているようです。

まだ昼飯を食べていなかったので、家族でよくおジャマする「銀水食堂」さんへ。日曜は早めの閉店らしく、ちょうど店じまいの時間だったよう。「いいよ!いいよ!」と銀水の女将さん。「ざるそば大盛り」を頼み、二人でシェアします。

ごちそうさまでした!

 

銀水の女将さん、ありがとうございました!

さて本日の目的は「弘南鉄道大鰐線」の「サイクルトレイン」!電車に自転車を持ち込んでの「インドア的ツーリング」です。

銀水さんからすぐのところにある「中央弘前駅」へ。発車時刻までは30分ほどあります。

 

マルモのサイクルラック

 

発車までの間、待合室で「ひとり勉強」の宿題を(笑) せっかくの機会なので、「大鰐線」の駅名とその土地を思わせる絵を書きました。かなり粗末です。好きなことはじっくりきれいにやりますが、そうじゃないものはけっこう粗末。

「石川プール前」の泳いでる人の絵は溺れてるよう。「大鰐」の山の絵は、ただの三角。「なんぼ適当だんずや」と思いながらも、まあ一緒に暮らしながらそういう「個性」になっているのだから、良しとします。

電車が来ました。土日は親子で乗る場合、子供の料金は無料になります。持ち込む自転車も、ひとりあたり一台限りですが、それも料金はかかりません。いいシステムですね!季節に応じて、いろんなプランがあるみたい。

じつは娘が保育園の時には、MTBで「大鰐」まで「サイクルトレイン」を利用して行きました。娘をうしろに乗せて、例の「ロイヤルの激坂」に挑戦しましたが、リフト乗り場まで上ってダウン!斜度18%のところでは、ひっくり返るとこしました。 

 

いざ、大鰐へ!

 

自転車も一緒に乗る場合は後方から乗ります。なるべく他の乗客に迷惑が掛からぬよう。

さて出発。娘もちょっとワクワク気味です。「大鰐」までは約30分。プチ旅にはちょうどいい時間。車内でちょっと写真などを撮ってみようと思うのですが、けっこう揺れるのでうまく撮れません。

 

ガタゴト揺れは大きい
ここはどこ?なかんじで

 

西弘に到着。今は「弘前学院大前」というそうな。帰りに、「ひまわりオジサン」のいる焼き鳥屋に寄ろうかな?と思ったけど、本日は出張営業で店は休みだった。

たまに泳ぎに来る「石川プール前」に到着。いつもは車でくるけど、電車でくるのもいいかもしれない。あれこれ景色を楽しんでるうちに、あっという間に着きました。

「大鰐」駅。

 

到着。今日は気温30度!

 

JR「大鰐温泉駅」と共通になっていますが、そちらの改札口は階段を上らなければなりません。なので、弘南鉄道専用の「北口」を利用します。この「北口」いつみても、場末の寂れた雰囲気。それもまたイイかんじです。

ここから、「大鰐プチツーリング」の始まり。交通量も少ないので、最初のツーリングとしては走りやすいと思います。

ぐるっと周り、街中へ。途中、「スイーツレストラン」で超有名な「シュバルツバルト」前を通ります。全国的にもスイーツファンの間では、絶大な人気を誇るそう。弘前観光にきた際には、必ず立ち寄る人がかなりいるそうです。チャリでよく通りますが、とてもジャージ姿でお店に入る勇気はないので、いまだ食したことはナシ。いつか車で来たときにしよう。

「鰐com」前をとおり、まずは「大鰐温泉駅」へ。駅正面には「足湯」があります。

 

足湯。ほっぺも赤く。

 

駅名のとおり、大鰐は温泉の街。街の風情、ロケーションも温泉街らしい佇まいを見せています。

娘と足湯を楽しんだあとは、大鰐のメインストリートへ。メインとはいえ、日曜日はお店が閉まってるとこも多いなあ。橋を渡ります。平川に架かるいくつかの橋が、大鰐の風景を情緒あるものにしています。

しばらく走ると、知り合いのお店。「大鰐」を活性化させようと日々頑張っているK.T(高橋浩二)さんのお店です。

 

高久米穀店。

 

確かに、自分が学生の頃は、大鰐はスキー場としてはもちろん、夏場のレジャープールなど弘前の人にとっても一大レジャーの街でした。昨今のレジャーの様変わりもあり、一時期はかなり廃れてしまいました。

でもここ数年で、「大鰐」を元気にしようという動きが、地元の若い人たちから起こっているようです。町の行政よりも、K.T(高橋浩二)さんのような若い人の有志によって、いろいろなイベントが行われるようになりました。美しい山、きれいな川、歴史ある温泉。街にはまだまだ素晴らしい財産があります。

昨今、弘南鉄道も存続が危ぶまれました。正直、今もそれは変わらないのかもしれません。でもそういった「大鰐」の新しい動きとともに「弘南鉄道」もタイアップしながらいろいろ取り組んでいます。

K.T(高橋浩二)さんは、お留守のよう。そういえば、西目屋で山チャリかなんかのイベントがあったから、そっちかな。お店は空いてるけど、誰もいなくて、お米盗まれないかなあ~と心配などしてみるが、このかんじが昔からの街、という風情なのかも。また来ま~す。

しばらく走ると、大好きな建物が見えてきました。「大鰐」の有名な「お醤油屋さん」です。

 

マルシチ醤油

 

チャリでツーリングにくると、よくここで写真を撮ります。年季の入った建物ですが、今現在も稼働している様子が伺えて、それがいいんですね。ここでもパチリ。

再び橋を渡ります。そして「大鰐」だけでなく、津軽一帯でも有名なお寺「大円寺」さんへ。

 

大円寺

 

「大円寺」さんのご住職さんは、昔からのお知り合い。海外出張の際は、安全を祈願していただいたりします。それにしても立派なお寺ですね。

「大円寺」さんからまっすぐの赤い橋を渡ります。向こうにMアニキが設計した「アゼリア」も見えます。この川沿いはほんとにいい雰囲気。

 

街を流れる平川

 

グルーっと一周して、「鰐com」へ戻ってきました。「鰐com」はもちろん大きな温泉施設。ただ今回は風呂道具を持ってきてないので、温泉は次回にします。

休憩所で「りんごとラムネ」のシャーベットアイスを食べながら、宿題(笑)3日分ためこんでるので、「インドア的ツーリング」になった次第。ちなみに「鰐com」のアイスはけっこう有名みたいですね。

ふたりでグル〜っとゆっくり街を走りました。休憩も入れて2時間ほど。娘がもうちょい走れるようになれば、激坂の途中にある「さかえ食堂」さんまでチャレンジしてみたいけど、チャリが大嫌いになる可能性もありです(笑)

本日は「インドア的」ということで、宿題を終え終了。

再び、「弘南鉄道」の「北口」へ。改札には誰もいません。そのままホームに入り、電車を待ちます。

 

帰りの電車を待つ

 

待ち時間、少しだけ記念写真。娘には退屈な時間ですが、自分にはうれしい時間です。

電車がきました。運転手さんに声をかけると、切符は買わずに乗っても良いとのこと。乗客は僕ら二人を含め3人。

「どうだった?大鰐の旅」と訊くと、「スゴいオモシロかった!今度は風呂道具持って自転車でくる!」

ウチの中でゴロゴロもいいんですが、やっぱり子供は外の新しい世界を見るのは楽しいようです。

夕陽が沈みかけた岩木山を車窓から眺めながら、「大鰐」をあとにした「サイクルトレイン」の電車の中で、娘の表情はほんの少し寂しそう。

 

楽かったような 寂しいような

 

娘の写真がほとんどの親バカブログでしたが、オヤジの日記ということでご容赦くださいませ。

 

 


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