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2018-04-20

ツール・ド・ツガル / 岩木山一周(岩木山神社〜嶽温泉〜鰺ヶ沢〜長平〜高照神社)


「ヒルクライムにむけて頑張ろう」と意気込んでローラーに乗った日から、まったく乗らない日々が続いた。ほんとに口先だけでダメな人間だ。

そんなダメ人間をほんの少しでも払拭したいと、今年初のロングライドを敢行した。敢行というほどの距離でもないが、岩木山神社から獄方面に岩木山を半周して鰺ヶ沢まで、そして再び岩木山を目指し上り、残り半周を走り帰ってくる計90kmのルートである。

 

 

90kmとはいえ、岩木山を一周してのこの距離は今の自分にはかなりキツい。とにかくタイムよりも、ちゃんと走れることを目標に、そして少しでもいいから脂肪を落とすことを目標にして淡々と走ることにした。

あまりストイックになってもしんどいので、いつものように「X-T1」をメッセンジャーバッグに仕込む。夕方少しばかり仕事があるので、早めに帰らなくてはならない。娘を学校に送り出してすぐ出発!…の予定が二度寝。1時間半遅れの出発となった。やはりダメ人間である。

天気は良い。遠くに見える岩木山は春霞。今日一日は、姿を見せていてくれそうだ。百沢バイパスに入ると、予想外に風が強い。晴れマークがずらりと並んでいたので、風のことは全く気にしていなかった。しょっぱなからキツい。

 

 

道の両側ではリンゴの木の手入れをする農家の方がちらほら。桜が終わるとこの辺りはリンゴの白い花が咲き誇る。

向かい風に少しばかりしんどい思いをしながら「岩木山神社」に到着。今日はのんびり参拝している時間はないので、スポーツドリンクをボトルに補充してすぐ出発。

 

 

久しぶりの「はちみつ坂」を上り、総合運動公園へ向かう。この辺りは道の両脇に桜の木が並んでいる。弘前公園の桜が散り始める頃には、ここの桜が一斉に咲き出す。向かい風も収まり始めたので、淡々と気持ち良くペダルを回す。まあ、気持ちよくというのは今のうちだと思うが。

やがて「嶽温泉」の大きな看板が見えてきた。しかし、ここもゆっくり温泉に浸かっている時間はないので、そのまま通過して少し先の「岩木スカイライン」で一休み。スカイラインを上る道は、まだ除雪中で開通はしていないようだった。6月の最終日曜日、はたして自分はここを上るのだろうか。相変わらず申し込み用紙は机の上。

 

アスリートの路


 

いつもの路で写真を一枚撮って、すぐ出発。ここからは、鰺ヶ沢までは下り基調だが、カーブが多いので注意が必要。と思ったらさらに注意しなくてはならないものが出現!猿の軍団である。「いた!」と思ったら次から次へと、20匹くらいはいただろうか。「ワオー!」とこちらも声を出しながら走る。ほとんどの猿はすぐさま茂みに逃げ込むが、最後のほうにいたデカい猿は微動だにせず、こちらを見ていた。今にも襲ってきそうだった。ボス猿なのかもしれないなあ。

猿の軍団から逃げて、一気に鰺ヶ沢へと向かう。途中にある親父の生家のあたりで少しだけ休憩。小さい頃は、毎年お盆に親戚のみんなが集まるのが楽しみだった。当時は山の上にお墓があって、みんなで細い山道を歩いて登った。きっと親父も小さい頃は、この岩木山の風景を見たのだろうと思うと、なんとも不思議な気分になる。ほんの5分ほど感傷に浸り、鰺ヶ沢の海に向かう。

 

親父が幼い頃に見た岩木山。鰺ヶ沢・小の畑


 

道を走る途中に、ところどころに弘南バスのバス停がある。だいたいがそこの集落の名前になっている。「そういえば中学校の時、白沢といえば〇〇、中村といえば〇〇、がいたなあ」などと。このルートを走るときは必ず旧友のことを思い出す。

海に着いた。腹も減っているので、まっすぐいつもの「たきわ」へ向かう。店の前にバイクを立て掛け、中に入ると「あれ〜この季節になったもんね〜」と店の女の人の第一声。あんまり親しく話をしたことはなかったけど、いつもジャージ姿で来ていたので、向こうも覚えていてくれたのかもしれない。

 

 

最初の頃は、鰺ヶ沢の名物「ひらめの漬け丼」を注文していたが、最近は「カマ焼き定食」にしている。ここの「カマ焼き」は豪快ででっかいのだ。今日は今年最初の訪問だったので「いかメンチ」もつけた。店員さんが「特別だよ!」とさらにデカい「カマ焼き」にしてくれた。

「ご飯も大盛りにできるからね〜」と言ってくれたが、帰りの走りでリバースするといけないので、ありがたくお断りした。デカい「カマ焼き」と「いかメンチ」とでお腹は一杯になった。ふ〜満足。

さて、お腹もいっぱいになったし、帰ろうとすると見覚えのある顔が店に入ってきた。鰺ヶ沢で歯医者をしているチャリ仲間のK子くん(男性)だった。「今年はヒルクラ出ようよ!」とお誘いした。ただ単に重量級の仲間が欲しいだけなのかも。

K子くんと別れ、「たきわ」をあとにした。お腹が苦しいのでのんびりと走る。

 

自分が幼い頃に見た岩木山。鰺ヶ沢・舞戸


 

復路は、中村までは同じルートを走り、途中から左折して長平へ向かう。いつもは長平からは下ってくる道だが、今日は初めて上ってみた。およそ6kmほどの道ではあるが、ずーっと上りである。すでに50km以上を走り、気軽に漕いで〜廻して〜なんてできなくなっていた。左膝の裏に違和感が出始めていた。

2015年の夏、無謀にも津軽半島一周210kmに挑んだ。そのときに、両膝の裏側をヤってしまった。100km過ぎたあたりで痛み始めたのだが、そのまま無理して走り続け、弘前に着いた頃には大変なことになっていた。今でも100kmくらいのロングライドになると、その痛みがたまに顔を出す。

痛みがひどくならぬよう、時々休みながらなんとか「岩木山環状線/ネックレスロード」に辿り着く。ここから、弥生を経由して高照神社まで走ると「岩木山一周」になる。

刻々と姿形を変化させる岩木山を右手に観ながら、淡々と走る。鰺ヶ沢から五所川原、板柳、弘前と国道を車で走ると岩木山の形が変わっていくのを見ることができるが、この環状線は山のすぐ麓にあるので、国道よりもはるかに円周は小さく、少し走るだけでドンドン形が変わっていくのだ。

 

三角の岩木山が見えるのも一瞬。


 

岩木山の上空を音速の戦闘機が何機か飛んでいった頃、ようやく「高照神社」に到着。つい最近「高岡の森・弘前藩歴史館」がオープンしたが、今回はゆっくり見ている時間がないので、すぐさま街へ向かって百沢バイパスを駆け下りた。

「岩木山一周90km」を走ってわかったこと。今のままでは、今年の「ヒルクラ」も両足が攣ること間違いなし。もう少し頑張ろう。

 


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