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2018-11-30

「 ティティ 」が来た。


1ヶ月前、小さな「ヤンチャっこ」がやってきた。「ミ〜ミ〜」と甲高い声をあげてやってきた。

チャリ仲間のフミさん(MTBのチャンプなので、仲間と言うのは気が引けるけれど)が、生後1ヶ月ほどの子猫の里親を探していた。ある日、「ミ〜ミ〜」という声が車の下から聞こえてきて、そのまま保護したらしい。ウチには「タンポポ」という三毛猫がいる。日中、誰もいないウチに一人でいるのはポポも寂しいだろうな…と、家族で相談し、フミさんとこの子猫を引き取ることにしたのだった。

フミさん宅では猫は飼えないらしく、ご近所の知り合いのお宅に預かっていた。フミさんと一緒にそちらのお宅に伺った。目の前に現れた「ヤンチャっこ」は、茶がかった灰色の小さなトラ猫だった。まだ不安を感じる年齢ではないのだろうか、猫用のキャリーバッグの中で元気な鳴き声をあげながら、「やんちゃっこ」はウチにやってきた。

ウチに来た頃

「ヤンチャっこ」は「titi(ティティ)」と名付けた。フランス語で「いたずらっ子、ヤンチャ坊主」という意味だ。ティティは名前の通り、部屋の中を自由に走り回っている。そんな小さな訪問者を目の前にしたとき、驚愕の表情をしていたのが先住猫の「タンポポ」だった。

猫はとても警戒心の強い生き物だが、ポポ(タンポポのこと)は特にそうだった。(ブログ「タンポポ」参考) 5年前にウチに来たが、しばらくの間はなかなかなついてくれなかった。そんなポポが、灰色の小さな何かが部屋の中を動き回っているのを見て、恐怖を感じているようだった。部屋の隅から、その動くものをじぃ〜と凝視している。

怖いもの知らずのティティがポポに近づくと、「フゥー!」と背中の毛を逆立てる。さらに近づくと、「グルルゥ」と唸り声をあげて飛びかかる。小さな訪問者は、顔に小さな傷を負った。これは、ティティ用のゲージがなければ無理だと思った。日中、誰もいない自宅では何が起こるかわからない。

知り合いからゲージを借り、ティティは1日の多くをそこで過ごすことになった。ポポのティティに対する行動は、しばらくの間変わることはなかった。私たちに対する態度もよそよそしいものになり、家の中のどこかに姿をくらますことも多くなった。

いくつかのサイトで読んでみたが、こういうパターンでは最初の1週間〜1ヶ月は辛抱が必要らしい。場合によっては、1年や2年かかることもあるらしい。ただ、あまりにこんな状況が続くと、先住猫のポポがあまりにもかわいそうなので、ティティを飼うことは諦めてお返しすることも検討しなければならない。やはりポポのことを優先しなければいけない。

ゲージの中にティティ用の食べ物とトイレを置いた。幸いなことに、ティティはトイレを荒らすこともなく、ヤンチャなわりにはお利口だった。ポポの方はというと、ティティに対する態度は相変わらずだったが、ヤンチャ坊主の存在には慣れてきているように見えた。

ある日、私は意を決して二匹を一緒に抱いてみた。一瞬だったが、ポポがティティのお尻の匂いを嗅いでいた。それを見て、「あ、もう大丈夫かも」と思った。その後、何度か二匹を抱いて近づけてみたが、鼻をくっ付けたり、お互いのお尻の匂いを嗅いだりしていた。

それ以来、ゲージに鍵をかけることはなくなった。日中、自宅に誰もいない時間はどう過ごしているのか少々の不安はあったが、帰宅するとそれぞれがお気に入りの場所で丸くなって寝ていた。

ポポとティティのとっくみあい

1ヶ月後経った今、手のひらに乗りそうな大きさだったティティは、両手に乗るくらいの大きさになっている。食欲も旺盛。ポポの食事も平気で食べている。勝手にポポのトイレでウンチをしている。小さな訪問者は、すっかり家族の一員となった。

しかし、慣れてしまったがために、ポポも困っているようだ。というのも、ポポを見つけるたびにティティは飛びかかっていくのだ。絶対に勝てるわけはないのに、大きなポポに向かって飛びかかっていく。「グルグルル〜」と唸り声をあげて、二匹が大きな塊となっている。しかし1日中、そんなことの繰り返しなものだから、さすがのポポも面倒くさいようだ。飛び掛かってこられると、すぐさま退散してしまうことも度々。

ひとつ良かったこと。怖がりで猫を抱けなかった娘が、ティティだけは抱けるようになったことだ。まだまだ怖々ではあるけれど。娘とティティが、一緒にどんなふうに成長していくのかも楽しみとなった。

寒くなったこの季節。「ニャ〜」と私の布団の中に入ってきてたポポは、今はチェアの上で寝ていることが多くなった。なぜなら、今はティティが私のところで寝るようになったからだ。しかも、お腹の上や隣で寝るのではなく、私の首の上で寝るのだ。ウンチをしたばかりの臭いお尻を私の顔に向けて寝ている。「クッせ!」 あまりの臭さに、風呂場に連れていってお尻を洗ってあげることもしばしば。

「ミィ〜」 身体は大きくなったが、相変わらず甲高い声をあげて、ティティが私の顎に鼻をこすりつけてくる。そしてそのまま、首の上で寝る。「ゴロゴロゴロ」と喉を鳴らす音はポポのそれより大きい。相変わらず、私の寝不足は続くことになりそうだ。

ヤンチャっこ

 


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