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2018-12-28

年末の大寒波襲来


ちょっとしたドカ雪が二度ほどはあったが、比較的小雪で穏やかな今冬だと思っていた。が、やっぱり来た。それもこの年末に。

しかもここ津軽だけの話ではなく、西日本から北海道まで日本全体を大寒波が包み込むらしい。昨日あたりも、青森や函館あたりの空港は大雪で閉鎖状態、早めの帰省を計画していた人々の足にも影響が出たようだ。

僕ら雪国に住む人間にとっては、この雪を生活の糧としている人々も沢山いる。スキー場や雪を見込んだ観光名所もそうだし、大雪の日に出動する除雪業者もそうかもしれない。だから、雪がまるで降らないというのは、この地においては困る面も多々あるわけだが、降りすぎるとやはり市民の生活に影響も出てきてしまう。

南に暮らす人、また暖かい外国に暮らす人々と我々の生活を比べ、こちらは雪かきに時間を奪われるし、雪道を運転しても倍の時間がかかるし、人生の使える時間を考えると不公平だ。そんな話をたまに見聞きすることがあるが、遥か遠くに住んでいる人たちとそんなことを比べるのはナンセンスだ。この雪国の地で暮らしている以上、雪国に住む誰にも平等なことであり。雪とどう付き合っていくかは一生ついてまわるのだ。どうしても嫌なら移住するしかない。

とはいうものの、朝起きたときに20cm以上積もってると、「移住しよかな」と考える人は少なからずいるかもしれない。日々の雪かきも、5cmくらいであればそんなに苦ではないが、10cmを超えると結構きつい。20cmを超えるとスノーダンプを動かすのも難しくなる。30cmを超えると、人力ではかなりしんどく、生活に影響が出る。しかも寒波が襲来しているときは、雪の量もそうなのだが、とにかく温度の低い日が何日も続くので、雪の溶ける日がまるでないのだ。

2〜3cm積もって軽く雪かきをし、スキー場あたりではしっかり積もる…てのが理想的なのだろうが、お天道様や雪の女王がそんな人間の都合に合わせてくれるわけもない。今日から3日連続で雪が降り続ける予報になっている。雪かきが大変なのはもちろんだが、はたして自分の腰が持つのかどうか…

 

6年前の岩木山神社参拝


 

年末年始のドカ雪には、ちょっとしたトラウマがあるのだ。

新しい一年の最初の仕事。元旦の午前中に店の駐車場の様子を見にくるのが、私の最初の仕事になっていた。大晦日から全く雪が降っていなくても、必ずチェックしにくるのだ。だから元旦の午前中から一杯やることはできない。

6〜7年も前になろうか。そのときの雪は明らかに量が異常だった。自宅の駐車場も自分の膝近くまであった。なんとか車を出し店の駐車場まで来た。案の定、駐車場一面に30〜40cmもの雪がこんもりと積もっていた。翌日の初売りは1時間早く来なければならないのは必至だった。もちろん融雪も効くわけはない。ここまで積もると、融雪の水を流すのは逆効果である。水分を含んだ大量の雪は重くてビクともしないのだ。

翌日、初売りの日の朝。前日よりもさらに積もっていた。集合時間よりも1時間早く出社するよう、私はスタッフに連絡を取った。店の駐車場に行くと、雪はすでに膝上ほどまで積もっていた。50~60㎝はあるだろう。しかし、その雪の多さよりもショックな出来事が目の前の光景にあった。融雪のための水が流れていたのだ。

前日、私が見回ったあとに、別のスタッフが様子を見に来て「これはマズい」と思ったらしく、気を利かせて融雪水を流して帰ったらしいのだ。広大な駐車場一面に広がる数十㎝もの積雪の下層部はたっぷりと水分を蓄え、その巨大な塊を誰一人動かすことはできなかった。

実家が農家を営んでいるスタッフがいた。彼がお父さんに連絡をとってくれた。まもなくすると、一台のブルドーザーが現れた。スタッフ10人ほどが何もすることができずに途方に暮れていたこの状況を、たった一台のブルがヒーローのごとく動き回り、そしてこの大災難をあっという間に片づけて、ヒーローは去っていった。

この事件は、いまでもスタッフのトラウマになっている。本来であれば、雪を溶かすための水を流すスイッチ。それをパチッと押すことの責任の重さ、いや怖さ。誰も年末年始にそんな思いはしたくないのである。だから2019年の元旦も、私は店の駐車場の様子を見にくるのだ。

 

5年前の年賀状


 

元旦の朝から一杯やれる日は、いつか来るのだろうか。

 


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