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2019-02-18

「写真を撮る理由 ③」 〜 X-T1との出会い 〜


カメラのことなど全然詳しくないのに、「どんなカメラを選んだらいいのか」ということを偉そうに書いてしまったが、結局は「FUJIFILM」のカメラが好きだということを吐露するだけの内容に終始…恐縮である。そんな素人同然の自分が、どうして「FUJIFILM」のカメラを使うようになったのか。その辺を少しばかり。

10年ほど前には「RICOH」のカメラを使っていた時期があった。子供が生まれたので、成長の記録を撮るつもりで購入したカメラだった。コンパクトで使い勝手が良く、いつもバッグに入れて持ち歩いていた。

あるとき、そのカメラで撮った夕焼けの岩木山(津軽富士と呼ばれる)が、なぜか地元のフォトコンテストで特選に選ばれた。これはめったにない記念と思い、いつもの「RICOH」のコンデジを持参し、意気揚々と表彰式に出席した。しかし会場に行ってすぐ、自分だけ何かが違うと感じた。そこには、ずしりと重そうなカメラを手にした年配の方々がたくさんいらした。コンデジは自分だけだった。



そのときが「もう少し本格的なカメラが欲しい」と思うようになったキッカケかもしれない。それまでは、見た目は気にするわりにカメラそのものが持つ機能に関してはまるで無知だったし、「絞り・シャッタースピード・ISO感度」という言葉も知ってはいたが、それぞれの相関関係は知らなかった。よくある「シーンモード」を選択するだけで、ほとんどカメラにお任せで撮っていたという有様。

だから、いざ本格的なカメラを買おうと思っても、どんなメーカーのどんなカメラがいいのか、まるで見当もつかなかった。洋服屋という仕事のせいか、カメラマガジンよりもファッション誌の中で紹介されるカメラに目が向いた。服飾業界には写真好きが多い。海外の有名フォトグラファーの写真集をコレクションするデザイナーやスタイリストもたくさんいる。

個人的には、そういった人たちが愛用したり、リコメンドするカメラの方がリアリティがあったし、実際オシャレだと思っていた。彼らの愛用するカメラの中のひとつに、ドイツの「Leica」があった。クラシカルなデザインでありながら、性能は世界の先端をゆく逸品だ。「これが自分の求めていたカメラだ!」と思ったのはほんの一瞬。値段を見て顎が外れた。

 

同じ服好きであっても、自分が買えるようなカメラではないことがよくわかった。カメラの世界も奥が深いらしい。それでもやはり、洋服が好きな人たちは、首から下げたときに自分のスタイリングに合うカメラを選ぶようだ。「Leica」であれば申し分ないのかもしれぬが、他にもカッコいいカメラが度々紹介されていた。

コンパクトで持ち歩きに便利という理由で「RICOH GR」を愛用する人は多かったが、私は一眼、つまり「レンズを交換できるカメラ」が欲しかった。その視点で見ると「OLYMPUS」と「FUJIFILM」が候補に上がった。

「OLYMPUS」には「PEN」というオシャレなシリーズがある。オシャレ女子には随分と人気があるらしい。一方、「FUJIFILM」には「X-Pro1」というモデルがあって、ファッション誌を見ても度々目にすることのあるカメラだった。どことなく「Leica」を彷彿とさせるクラシカルなデザイン。私は次第に「FUJIFILM」のカメラに惹かれ始めた。

 

いつしかファッション誌ではなく、カメラマガジンを読むようになり、ネットで「FUJIFILM」のカメラを検索することが多くなった。Facebookでも知り合いが「X-Pro1」を使っていてカッコいいなと思っていた。しかし、ちょうどその頃、「FUJIFILM」から注目のモデルが発表されるという記事を目にする。クラシカルでありながら機動力もあるミラーレス一眼。それが「X-T1」だった。

記事に書かれてあるスペックは、何のことか全くわからなかったが、何よりもレンズ交換式であること、ミラーレスなのでそんなに重くないこと…は自分の求める条件に合っていた。そして何よりもファインダーがセンターにあるデザイン。それは、小さい頃に親父から借りて使っていたカメラによく似ていた。

私は迷わずに「X-T1」を買うことに決めた。

 


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