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2019-03-21

【 PHOS vol.12 桜特集号 】〜北東北3県桜写真集〜


全国から、ちらほらと桜開花の便りが聞こえ始めてきた。弘前の街中にあった雪も、ほとんど消えている。超大雪だった6年前は、3月でもまだ1mほど積雪があったらしい。

雪が街から消えるということは、平均して気温が高いということ。それは毎年のように市民が話題にする「桜の開花はいつか」に多大な影響を及ぼす。ここ数年は早咲き傾向にあったが、どうやら今年の開花はさらに早そうだ。

これまでもなんども書いてきたが、公園に数千本と咲き乱れる桜にはあまり興味はない。こんなことを書くと弘前市民から袋叩きにあいそうだが、桜がどうのというよりも、あの人混みが苦手なのである。でも、飲むのは好き。だから桜祭の期間中、一度は行く。

山の中を車やロードバイクで走っているときに、ふと緑の山々の中にピンク色の塊が見えるとハッとする。そんな桜は好きだ。きっとそんなロケーションが青森の山々の中にもあるのだろうが、写真に収めるために、カメラを背負って山々の中に入っていく…という根性はない。

だから、街で、公園で、ふと気になったときにパチリ。と結局いつものスタイルになる。そんな、たいして「桜写真」など撮っていない自分に、「桜写真」のオファーが来た。

…………………………………………………….

盛岡を中心に活動されている「Photo Heart」という写真グループがある。弘前を拠点とする写真グループ「TPM」との交流もあり、昨年11月に開かれた「Photo Heart」主催の【盛岡フォトフェスティバル】に、私自身も参加させていただいた。

「Photo Heart」を運営されているリーダーが後藤靖行さんという、めちゃダンディでカッコいいお方。その後藤さんが中心となって発行されている「PHOS」というフォトマガジンがあるのだが、今回は「桜特集号」ということで、お誘いをいただいたのだ。

自分の記憶の中には、「桜」をメインの被写体とした写真はほとんどない。それでも毎年なにかしら撮っている。朽ちかけている「蔵」をガサゴソと探ってみた。

「桜」がテーマだが、必ずしも桜がメインの写真でなくてもいいと聞いた。それならば、いつもの天邪鬼な自分の写真でもお許しいただけるかな?と思った。おそらくはほとんどが桜の写真なのだから、少々へんてこなのがあってもいいだろう。そんな自分勝手な理屈をこねながら、3点の写真を送った。

PHOS vol.12

3月20日。【 PHOS vol.12 桜特集号 】〜北東北3県桜写真集〜が発行された。これまでは岩手県内での販売が主だったが、今回は青森県内の書店でも販売されるらしい。ただ、どの本屋でも3〜5冊と少量の入荷のようだった。

早速、私は昼休みにヨーカドーの本屋に行ってみた。しかし、カメラ・写真の雑誌コーナーに「PHOS」は見当たらなかった。まだ入荷していないのか、もしかして完売したのか…

私は諦めてブルータスを1冊買うことにした。レジカウンターに行き会計をした。ダメ元で「これって入荷の予定ありますか?」と携帯で画像を見せたら「そこにありますよ」と女性店員が指差した。なんとレジのすぐ傍に置いてあるではないか。しかも残りが1冊だった。

昼飯を食べながらページをめくる。思っていた以上に一枚一枚の写真が大きい。最初の方は、東北でも有名なフォトグラファーの方々の作品が並んでいる。さすがにどれも素晴らしい作品ばかりだ。弘前公園の桜もあるが、岩手山をバックにした一本桜の写真も素敵だ。

中ほどを過ぎると、ちらほらと馴染みの名前を見つけることができる。お!ライトマジックで写真展を開催してくれた「スター石山」の作品もあるではないか。なんとなく嬉しくなり次にページをめくると、なんと自分の写真が3枚並んでいた。

思っていたよりも、はるかに大きい写真だった。全体的にモノトーンに近い写真は、「桜特集」の中では明らかに地味な写真だった。それがなぜか自分でも自分らしいなと感じられて、嬉しい気持ちになった。

サヨナラサクラ

それにしても、これだけの作品をこうして1冊の本にレイアウトするというのは、本当に素晴らしい仕事だと思う。製本までの技術的なことはもちろんだが、他県の方々ともコミュニケーションを取りながら写真集を作るという、その行動力に敬意を表したい。

後藤さん、そして「TPM」との橋渡し役になっていただいた高橋さん、石山くん、ありがとうございました。


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