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2019-04-29

「 弘前公園の桜 」と 「 小さなカメラマン 」


朝5時に起床。巷では10連休。

「今日は何の祝日なんだっけ?」と思い、カレンダーを見たら普通の日曜日だった。冷たい雨から一転、28日は雲ひとつない晴天である。

久しぶりにミステリーランチのウェストバッグに「X100F」を入れ、ロードバイクに乗る。前回のブログでは、「弘前の桜」を書いたが、28日は正真正銘の「弘前公園の桜」を少しでも写真に収めてみようと思い、ロードを走らせた。

自宅の目の前の大きな通りをひたすらまっすぐ走ると、弘前公園の東門に辿りつく。なんとも恵まれた環境ではあるが、ゴールデンウィークは基本仕事。のんびりと桜を堪能できるというわけでもない。

東門から入ると、朝5時過ぎだというのにけっこうな人が出ていた。バッグからカメラを取り出し、首にかけながらゆっくりと散歩をするように走った。

下乗橋を渡りそのまま本丸天守の方に向かう。天守と岩木山を一望できる展望台には、すでに多くの人が列をなしていた。雲に覆われた岩木山の頂きが、分単位で姿を現し始めていた。

すぐに本丸を下り、露店が並ぶ方に向かう。シートで入り口が覆われた露店の前にロードを置いて、何枚かシャッターを押した。

桜のトンネルを通ると、西濠の向こう側の桜並木には朝日があたり始めていて、そのはるか向こうに雲が取れた岩木山が見える。

トンネルを抜け、再び本丸方面へ。そして市民会館までゆっくりと走った。市民会館は朝日を浴び、いつものような美しい姿を見せていた。

明け方までの雨で、濡れていた石段
朝練
上に写っているのは対岸の朝日を浴びた桜並木
朝の散歩
朝日を少しだけ浴びた桜古木

約2時間ほど、公園の中をゆっくりと回った。ゆっくりと回った割には、シャッターを押す回数は少なかったように思う。写真を撮るというよりは、久しぶりに朝の公園の雰囲気を味わえたような気分。

午後は娘と一緒に文化センターで演奏会を聴いた。演奏会の後、再び公園へ。娘と公園に行くのもまた久しぶりのことだ。

早朝と違い、公園内はものすごい人で溢れていた。ニュースによると、28日はなんと39万人が訪れたという。弘前市の人口の倍だ!

私は「X-T1」に望遠レンズをつけ、朝に使った「X100F」は娘に持たせることにした。

桜の花をアップで撮り、背景をぼかすのであれば、やはり望遠は欠かせない。さっそく目の高さまであるシダレザクラの花弁を見つけ、レンズを向けてパシャリ!パシャリ!パシャリ…と。なんか変だ。カメラを見ると液晶画面に文字が並んでいた。

「メモリースティックが入っていません」

なんと…なんと。SDカードを入れ忘れていた。あぁ…どしよ。まあいっか。どうしても撮りたいときは、娘のカメラからカードを借りればいいし。

でも結局は二人で「X100F」をかわりばんこに使い回すこととなった。なんだかんだと今年の桜は、35mm単焦点一本での写真となってしまった。

というわけで、娘カメラマンが撮った写真を3枚ほど。

露出オーバーがいい感じ
花筏も
花が好きなよう

そして、小さなカメラマン。

 

 


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