「 F L A G」 / 『優秀賞』受賞 【 デジタルカメラマガジン組写真部門 】
数日前、デジタルカメラマガジンからメールが届いた。
「組写真部門」に応募していた私の写真が、入賞候補となっているという趣旨の内容だった。
(お!やった!)と喜んだものの、まだ候補の段階だし、どうせ『佳作』あたりだろう。春に単写真で入賞したことがあった。優秀賞が1点、準優秀賞が2点、入選が5点、そして佳作が15点。私の作品は『佳作』だった。
(組写真部門は、どうなんだろう?)と、前回の入賞作品を拝見してみると、各賞1点ずつとなっていた。もしや上位入賞もあり得るのか?…と淡い期待を抱くも、候補で終わる可能性もあるかもしれない。
発表は20日。期待をしながらも、期待せず。自分に知らんぷりをしながら、お知らせのメールを待つことにした。
19日、メールが届いた。しかしそれは入賞の通知ではなく、「WEBサイトで結果の発表があります」というお知らせだった。
サイトでの発表がどうやら予定より1日早いらしい。(入賞通知もないまま発表ということは、候補のままで終わったか…)と思いつつ、サイトのURLをクリックした。
「ん ? 」
発表サイトのトップに一枚の写真があり、それは見覚えのある写真だった。
「んん ? 」
受賞作品一覧という項目をクリックしてみると…..なぜか一番上に私の名前が。
「んんん ! ?」
な !?『優秀賞』!? ウソだべ !?
( → デジタルカメラマガジン2019年11月号選考〈組写真部門〉)
「 F L A G 」というタイトルをつけたこの組写真は、2年前の運動会のときに撮ったものだ。
この年の運動会。なぜか、痩せっぽちの娘が応援団に抜擢された。猛暑の中で、重い旗を必死に振っていたのを思い出す。
チャンス走の玉入れでは、玉がカゴに全く入らず、ボロ泣きしながらビリでゴールしたのもはっきりと憶えている。
自分でも好きな組写真だった。
とくに凝った現像(加工)もしていないし、妙にアート?っぽく仕上げているわけでもない。目の前の運動会の様子を撮っただけの写真だが、なんとなくバランスが気に入っていた。
そんな組写真を選んでいただいたことが、とても嬉しい。
もうひとつ。
この組写真は昨年も応募していた。そのときの選者は今回と同じだった。審査する人が同じだったにもかかわらず再応募した。前回は選外だったが、今回は選んでいただいた。
ということは、審査員も案外適当なのか?と、思われる方もいるかもしれないが、私の思いは逆だった。審査する人もやっぱり人間であって、そのときそのときの考えや気持ちがあり、そのときの作品の見え方も違うはずだ。
常に真剣に審査しているからこそ、そのときの選者の心情が反映される。そう考えている。
そして人間と同じように、「写真」も生き物と言えるかもしれない。何十年も前に撮った写真でも、あるタイミングで新たな光が当たることもある。息を吹き返すこともある。
そんな「写真」を撮ってみたいと思う。
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夜、TSUTAYAに行くと、発売されたばかりのデジタルカメラマガジンが積まれていた。少しドキドキしながらページをめくる。
「あ!」
思わず声が出そうになった。メチャでっかく載ってらデャ〜(汗)
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