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2019-10-03

【 岩木山フォトコンテスト 2019 】 /  無難と挑戦 


 

今年も【岩木山フォトコンテスト】が、岩木地区の「野市里」で開催されている。

「野市里」は「のいちご」と読むが、なかなか読めないので、僕らは「あねっこ」と呼んでいる。なぜ「あねっこ」と呼ぶかといえば、施設内のギャラリースペースが「あねっこ」だからだ。(ブログ「あねっこの味噌ラーメン」参照)

9月21日に表彰式が行われ、その日から写真展も開催となった。今年も運良く『入選』をいただくことができ、出席してきた。

 

毎年のように【岩木山フォトコンテスト】のことは書いている。地元のフォトコンテストにはあまり応募しないが、これだけは毎年応募している。自分が写真を撮り続けるきっかけになったコンテストだからだ。これも毎年書いている。

ただ、応募はしているのだけれど、正直なところ「岩木山の写真」は、近年あまり撮っていない。ロードで走ったときにパチリとやることはあるが、とてもフォトコンに出せるような写真ではない。

それでも毎年お盆の頃になると、(あ〜今年も出さなきゃ)と思うのだ。

規定には、「何年以内に撮影されたもの」という記載は特にない。(もしかしたら、今改めて見ると新鮮に見える写真があるのでは)と、淡い期待を抱きつつ、廃れかかった蔵を覗いてみる…が、そんな「掘り出し物」はあるはずも無し。

なんとか蔵から見つけ出したのは、5年前の写真。娘と一緒に菜の花畑へドライブに行ったときのものだ。娘がまだ1年生のときの写真。

 

「黄昏」

ここは、菜の花畑だったり、ひまわり畑だったり、その年によっては何も花がなかったりという場所。写真好きの人たちにはよく知られた場所である。

5年前におじゃましたときは、畑で作業をしているご婦人がいらしたので、挨拶をして畑を散歩させていただいた。が、近年では勝手に踏み入る人も多いらしいと聞く。

もちろんこの場所だけでなく、各地の花畑や、これから紅葉を迎える蔦沼も然り。年々、カメラマンのモラルが問われる話題が増えている。個人的には、そういった場所で写真を撮ることはなくなってしまった。

「岩木山の写真」を撮る機会が少なくなったのは、そんな思いが要因の一つにあるのかもしれない。

 

この写真はまだプリントしたことがなかった。夕日と菜の花と岩木山。なんともベタすぎる「無難」な写真だが、季節感もあるので良しとした。

以前、表彰式のときに「津軽の季節感を感じるものが求められる」という主催者側の講評を聞いたことがあった。最終的には「岩木山カレンダー」に採用される写真が求められるのだろう。

 

ただ、季節感など無視した「自分らしい岩木山の写真を出してみたい!」という思いもあった。他の誰もが撮らないような岩木山。

いつかこれで「挑戦」してみようと、蔵ではなく常にデスクトップに保存しておいた写真があった。

 

「day break」

毎年10月に開催される「チャレンジ岩木山ヒルクライムランニング」 麓の嶽温泉から八合目までスカイラインを翔け上がるという過酷なレース。2年前のレースのときに撮影ボランティアとして参加した。

八合目から撮った岩木山。凄まじい速さで、雲が山頂の周りを舞っていた。今、まさに夜が明け、頂が朝日を浴び始めようかという、初めて見る岩木山の表情だった。

近年撮った岩木山の中では、最も自分らしいと思える写真だった。

 

結果は。

「黄昏」は『入選』 「day break」は選外だった。

やっぱりヘンテコな写真は、マスターベーションに過ぎなかったのだろうか。

 

会場に行くと数人の写真仲間の顔があった。皆さん、特選や特別賞など上位の賞を受賞されていた。

展示されている作品を拝見すると、上位には毎年目にする名前が並んでいる。そういった方々は、きっと岩木山の写真にかける思いが人一倍強いのだろう。そう考えれば、私のような写真が選外になるのも当然のことだ。

 

第2会場に行くと、選外の作品が展示されていた。ピントが甘かったり、構図がイマイチだったり、またよく見るシチュエーションだったり…という作品もあったが、「え!?これが選外?」という素晴らしい作品も多くあった。

それだけ写真を見る「眼」というものも、人それぞれに違うものなのだろう。だからオモシロいのかもしれない。

 

「day break」が、第2会場の一番下にひっそりと展示されていた。

それを見て「来年はもっとヘンテコなの出してやろう」と、妙にふつふつとした思いが湧いてきた。

 

【 岩木山フォトコンテスト 2019 】

⇩⇩⇩

農産物直売所「野市里」内ギャラリースペース「あねっこ」にて 

10月6日まで開催中です。

 


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