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2021-09-09

スケッチブック


 

日記とブログは似ている。

しかし、日記となれば思いのまま綴ることはできても、ブログとなればそうもいかない。

誰の目にも触れぬのか、多くの人の目にさらされるのかというのは、大きな違いである。

 

書きたいこと、書くべきこと、はいろいろあれど、なかなかペンは進まない(正確には、キーボードを叩けない)。

今の自分は、書く内容がネガティブになりそうになる。

自分の日記なのだから、ネガティブだろうがボジティブだろうが、別に気にする必要もないのだが、人の目にさらされると思うとネガティブなことは書きたくない。

 

でも、今はしょうがない。

人間の生き方とか、家族のこれからのこととか。ここ最近、これまであまり深く考えなかったことを考えるようになった。

それは自分にとって良いことだと考えている。良い機会を与えてもらったと思っている。

だからといって、自分にとって良い答えがすぐ出るというものでもない。

時間をかけながら、ゆっくり考えてみよう。

 

娘が絵を描いている。

買ったばかりのスケッチブックに絵を描いている。

絵といっても、風景画でもなければ静物画でもなく、女の子の絵を描いている。なんかのアニメだろうか。

 

 

7月に美術部に入部した。

1年生の時、吹奏楽部に入ったのだが、どうやら性に合わなかったらしく退部した。

後に合唱部に入るのかなと思ったが、入部したのは美術部だった。仲のいい友達が数人いるからと言っていた。

でも思い出してみれば、私自身、大学時代は美術科に所属しながら大学の合唱団で歌っていたっけ。

 

宿題は大嫌いらしいが、絵は夜中遅くまで描いている。

どんな絵を描いているのかと覗き込むが、腕を丸くして見せてくれない。たまにこっそりと覗いてみると、描いてあるのはほとんどが女の子の絵だ。

私が見る限り、ヘタではないが上手いというほどではない。でも、軽く殴り書きしているような絵は、面白いタッチのものがあった。

思い出してみれば、自分が中学の頃は、シンナーの匂いが充満する部屋の中で、夜中遅くまでプラモデルを作っていたっけ。

 

親に似たとか、遺伝がどうたらということではない。

(自分もそうだったな)と思い返すと、「早く寝ろよ」という言葉が出てこない。

だから、彼女も遠慮なく描いているだけのことだろう。

 

自分にとって良い答えは、すぐ出るというものでもない。

スケッチブックに絵を描きながら、ゆっくり考えてみれば良い。

 

 

 

 


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