スケッチブック
日記とブログは似ている。
しかし、日記となれば思いのまま綴ることはできても、ブログとなればそうもいかない。
誰の目にも触れぬのか、多くの人の目にさらされるのかというのは、大きな違いである。
書きたいこと、書くべきこと、はいろいろあれど、なかなかペンは進まない(正確には、キーボードを叩けない)。
今の自分は、書く内容がネガティブになりそうになる。
自分の日記なのだから、ネガティブだろうがボジティブだろうが、別に気にする必要もないのだが、人の目にさらされると思うとネガティブなことは書きたくない。
でも、今はしょうがない。
人間の生き方とか、家族のこれからのこととか。ここ最近、これまであまり深く考えなかったことを考えるようになった。
それは自分にとって良いことだと考えている。良い機会を与えてもらったと思っている。
だからといって、自分にとって良い答えがすぐ出るというものでもない。
時間をかけながら、ゆっくり考えてみよう。
娘が絵を描いている。
買ったばかりのスケッチブックに絵を描いている。
絵といっても、風景画でもなければ静物画でもなく、女の子の絵を描いている。なんかのアニメだろうか。
7月に美術部に入部した。
1年生の時、吹奏楽部に入ったのだが、どうやら性に合わなかったらしく退部した。
後に合唱部に入るのかなと思ったが、入部したのは美術部だった。仲のいい友達が数人いるからと言っていた。
でも思い出してみれば、私自身、大学時代は美術科に所属しながら大学の合唱団で歌っていたっけ。
宿題は大嫌いらしいが、絵は夜中遅くまで描いている。
どんな絵を描いているのかと覗き込むが、腕を丸くして見せてくれない。たまにこっそりと覗いてみると、描いてあるのはほとんどが女の子の絵だ。
私が見る限り、ヘタではないが上手いというほどではない。でも、軽く殴り書きしているような絵は、面白いタッチのものがあった。
思い出してみれば、自分が中学の頃は、シンナーの匂いが充満する部屋の中で、夜中遅くまでプラモデルを作っていたっけ。
親に似たとか、遺伝がどうたらということではない。
(自分もそうだったな)と思い返すと、「早く寝ろよ」という言葉が出てこない。
だから、彼女も遠慮なく描いているだけのことだろう。
自分にとって良い答えは、すぐ出るというものでもない。
スケッチブックに絵を描きながら、ゆっくり考えてみれば良い。
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