HILL CLIMB / ヒルクライム ロイヤル激坂
先日のブログでも書いたとおり、今季初のロイヤル激坂に挑んできました。
ロードバイクやMTBに乗っている人にはよーく知られるこの激坂ですが、知らない方のために少し説明を。
激坂は知らなくても、大鰐スキー場のことは、この辺の方なら誰でも知っています。僕らの若いころは、スキーにスノボに、そして夏はプールと大鰐のスキー場は一大レジャーランドでした。最近は雪不足で、スキー場の運営も大変のようです。ブームだった一時期に比べると、多少廃れた感はありますが、最近はトレイルランの人気や大鰐の街の再発見とともに、また注目されてきている気がします。
そのスキー場に向かう温泉街からの坂。そしてスキー場のリフト乗り場を通り過ぎ、頂上の青森ロイヤルホテル(現在は青森ワイナリーホテルという名前に変わっています)へ向かう坂。計6kmほどの坂です。
それが「ロイヤルの激坂」
まあ、激坂とはいえ、ロードバイクをガンガンやっている人たちは、みな苦もなく(に見えます)上っていくので、「激」というのも人それぞれに感じ方の違いがあるのかもしれません。ロードバイクを一応やっている…(と言ってもいいのかな?というレベルの)私にとっては、まさに「激」坂であります。
まずは温泉街からリフト乗り場までの1kmほどの坂。この1kmほどの坂がとんでもないくらい急です。とくに後半、リフト乗り場の手前。
どのくらいかといいますと、急なところで斜度にして約18~20度!少しわかりにくいですが、これがどのくらいの急なのかというと、岩木山スカイラインが平均で7~9%くらい。だからその倍以上ということになります。
軽いギアでもクルクルしてくれません。足が止まりそうになります。以前、娘をMTBの後ろに乗っけて上ったとき、後ろにヒッくり返りそうになりました。
そのリフト乗り場をクリアしたあとも、度々15%前後の激坂が現れます。5年前に初めてチャレンジしたときは、頂上に着くまでの間に、3回ほど足を着いてしまいました。ノンストップで上りきれたのは、たしか3度目のチャレンジだったかな。
その後、シーズンに1~2回はチャレンジしています。ただ、昨年から今年にかけては、あまり走れてなく、脚力も心肺も衰えている上に身体は増量中。しかも腰も痛めてるので、はたして2017のチャレンジはどんなもんや?と挑みましたが、いやはや無残の一言でした。もう最初の激坂で早くも撃沈。二度目の激坂でさらに撃沈。
100mほど歩いて、さらに挑むが、またも撃沈。もう帰ろう…と頭をよぎりましたが、「あと2km」の看板を見て奮起。撃沈しながら、たどり着きました。頂上に。
頂上には車がたくさん。チャリはありません。ここにはみんなゴルフをしに来ます。
「メェ〜」とヤギさんが出迎えてくれます。
私には「オメェ〜オセェ〜」と聞こえます。
リフト。
冬場動いてるのかな?もう20年くらいスキーやスノボやってないから、コース忘れました。ここのホテルのレストランはすごく美味しいと評判ですが、ジャージ姿ではさすがに入れませんので、景色を楽しんだらとっとと帰ります。
通常、ヒルクライムは上りはしんどいけど、下りは気持ちが良い!と言われますが、ここは下りもしんどいです。急すぎて、しかもつづら折りなので、ブレーキかけっぱなし。手が攣りそうになります。
途中にあるスキージャンプ台。激坂もビックリの激斜度。こんなスポーツする人、信じられません。
こんなかんじで麓まで下ってくると、大鰐の街には温泉もやしを使った、もやしラーメンを提供するお店が何軒かあります。食べていこうかな〜と思いつつ、あまりの敗北感にまっすぐ帰りました。
さて、ロイヤルの激坂、もう全然ダメだったわけですが、肝心の腰の方は思ったほど痛くなりませんでした。正直、リハビリにはなっていないと思いますが、6月末の岩木山ヒルクライムに向けて、少しだけ希望の光が見えてきたような…
というわけで、今日は酸ヶ湯へ行ってきました(笑)
キツいけど、なんとか上れる楽しい酸ヶ湯ヒルクライムは、また今度!
酸ヶ湯いったの?なんだかんだ言いながらMな監督は激坂好きですね!ロイヤルの辛さと酸ヶ湯への長い長い上りの辛さ・・・質が違いますよね。しかし岩木山チャレンジヒルクライムのための修行の場と位置づけてるのでレース前にはどちらかを経験して置きたいと思う気持ちだけで向かうわけですが、酸ヶ湯への長い長い上りは昨年一度もチャレンジしてません。今シーズンはどうかな?ロイヤルは行こうと思ってますが、いまいち踏み切れずにいます。