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2017-06-06

bambooshoots / バンブーシュート


昨年から「bambooshoots(バンブーシュート)」というブランドを展開しています。

「bambooshoots(バンブーシュート)」は中目黒にある、アウトドアものをメインに扱うお店。店主は「甲斐」さん。

昔の自分にとって「甲斐」さんといえば、「甲斐バンド」  って、古っ。今の自分にとって「甲斐」さんといえば、バンブーの「甲斐」さんです。ファッション業界では知らない人はいないんじゃないかな。アウトドア業界でも知らない人はいないと思う。お店はアウトドアメインですが、甲斐さんはファッションの人。そういうイメージ。

「GO OUT」という雑誌があります。

 

 

これまたアウトドアブランドやアイテムが中心ですが、アウトドア誌ではありません。ファッション誌です。(個人的見解ですが)。その雑誌の終わりの方に「話し甲斐」というコーナーがあって。甲斐さんが毎回書いています。

 

 

このコラム?を読むのが楽しみ。毎回いろんなゲストを呼んでいるのですが、バリバリアウトドアな人はあまり来ない模様。ストリートだったり、モードだったり、古着屋だったり。甲斐さんの洋服に対する幅の広さを感じますし、横の人とのつながりも感じさせてくれます。

うちのお店「CIENTO」でもけっこう長くお付き合いさせていただいている「Nハリウッド」というデザイナーズブランドがあります。通称「Nハリ」、日本を代表するブランドの一つです。デザイナーは尾花大輔氏。ブランド立ち上げの頃からのお付き合いで、尾花さんとは洋服のみならず、建築や写真など、いろいろ共通の話題もあって、仲良くさせていただいてます。

その尾花さんが上の「話し甲斐」の第1回のゲストだったはず。元々古着のバイヤーだった尾花さんですから、アメリカ物やアウトドア物に通じているのは勿論です。その審美眼のあるデザイナーさんを最初にゲストとしてお呼びした、「甲斐」さんもまたやはり審美眼の持ち主。

以前から、おもしろい感性をお持ちだなあとは思っていたのですが、直接の面識はありませんでした。ところがひょんなことがきっかけでお会いすることに。たまたま「グレゴリー」のバッグの仕入先が変更になり、新しい取引先に伺ったところ、そこがちょうど「バンブーシュート」の製品を手がけているメーカーさんでした。

偶然そこに甲斐さんもいらしていて、尾花さんの話しやいろんな話しをしているうちに、「バンブーシュート」の商品もウチで扱うことに。やっぱりこういう仕事をしていると、人との繋がりや、なにげに長くやっている蓄積が役にたつときがあるものですね。

アウトドアが好きな人のファッションスタイルとアウトドアアイテムをファッションに取り入れるのが好きな人のスタイル、似ているようで、かなり違います。ファッションに興味がない人ですと、同じように見えると思いますが、僕らのようにファッションを仕事にしている人間から見るとその違いは一目瞭然。

確かにアウトドアアイテムを取り入れる人は、実際にアウトドアが好き、って人もたくさんいるのですが、その取り入れ方がやはり少しハズシであったり、味付けであったりします。アウトドアものでフルコーディネイトしても、それが妙にモードな雰囲気だったり。どんなアウトドアブランドを選ぶか(他ジャンルと違いロゴが目立つのもアウトドアもの)、なんのアイテムを選ぶか、何と合わせるか、どんな配色か。ファッションに興味のない人からしたら、「そんなメンドくさいこと考えて、アウトドアもの着るの?」って思うかもですが、考えます。

ただ、考えてるとはいえ、無意識にやってます。長年やってきてるから、勝手に体が選んでやってくれます。別にアウトドアアイテムに限った話ではなく、ミリタリーやスポーツアイテムも同じような感覚で着ています。

そんな服バカな僕らが気に入るアウトドアアイテムはどんなのがいいかといえば、例えば有名なノースフェイスなら、他では見かけない特別のラインのものだったり、少し珍しいヨーロッパのアウトドアブランドだったり、普通の山屋さんでは扱わないブーツだったりします。

「バンブーシュート」はまさにそんなオタクを満足させてくれる店。扱うブランドやオリジナルアイテムも納得のモノばかり。この春夏、「バンブーシュート」から「DeeLIGHT」が仕入れたアイテムを少しばかりご紹介。

 

解体されたスケボーのイラスト
フットボールT 着心地最高
ROKXに別注したCLIMBING SHORTS
「LALO」元米特殊部隊員とシューズ開発のプロが手を組んでスタートしたサンディエゴのブランド

 

最後の「LALO」というシューズあたりを扱うところが、「bambooshoots(バンブーシュート)」ってかんじ。

店内でアウトドアブランドを多く扱っているせいか、オリジナルのウェアは極めてベーシック。シルエットがちょうど良い、B.Dシャツや軍パンなど。アウトドアウェアと合わせるのに、これまたちょうど良いアイテムを作っています。

「こんなのがあると、ちょうど良いんだよなあ~」という、僕らの思いが届いているかのような(笑) 形、素材、そして高すぎないプライス。ちょうど良いです。この秋冬も自分のお店用に仕込みました。今から楽しみ。乞うご期待!

 

 


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