2018年 「元旦」
目の不自由な方がすぐ私の横を歩いていた。
女子高校生のようだった。
すすっと、私の方に近づき、ぶつかりかけた瞬間、彼女は私の腕にしがみついた。
「あ、すいません!」 「大丈夫ですよ。駅までですか?」
「はい」 「そのまま、つかまっててください。一緒に行きましょう」
駅に着くまで、たいした会話をすることもなかった。
青森まで行くということだけを聞いた。
駅に着いたので、私は彼女に別れを告げた。
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目を覚まして携帯を見たら、10時38分だった。
ずいぶんと寝たらしい。昨夜は、紅白を見ることもなく、ソファに横になっていて気がついたら年が明ける15分前だった。
大晦日は、部屋の中に新しい本棚を配置して、部屋のあちこちに積み上がっていた本を整理した。新しいといっても、昔アメリカで使われていたらしい古くゴツい本棚である。
新年に向けて、少しだけ部屋もきれいになった。
そんな普段やり慣れないことをしたからだろうか、夜はビールやシャンパンを飲んだら寝入ってしまったようだった。
テレビに流れる「ダウンタウン」の映像をぼんやり眺めながら、新しい年は明けた。
年越しそばならぬ、年越しラーメンを家族で食べた。煮干しの出汁がとてもよく効いた美味しいラーメンだった。
初夢とは元旦から2日にかけて見る夢と言われているが、元旦の午前10時38分、目覚める直前に見た夢であるから、これを2018年の初夢ということにしよう。
しかし、どうしてこんな夢を見たのだろう。まあ、どうして?と思うのが夢であるのだけれど。
それにしても、目覚めてなんとも言えぬ気持ちになった。
特別、良いことをしたなあ…という気持ちになったわけでもなくて。
目の不自由な方に、あそこまで親切にするのはいいことなのだろうか?と考えたり。
現実に、そういう場面に出会ったら、はたして同じことを自分はできるのだろうか?と考えたり。
そして、世の中には、自分が思う以上に大変な苦労をされている方が、たくさんいるのだろうな…などと思ったり。
ここのところ、毎日のように飼い猫の「タンポポ」が布団に潜り込んできていて、今朝は毛布と掛け布団の間に入って、自分の横で寝ていた。
だから寝返りも打てずに寝ていたので、身体のあちこちが少し痛い。
きっと「タンポポ」がこの夢を見させてくれたのかもしれない。
昨年4月、何を思ったか、柄にもなくこんなブログを始めてしまった。
いつも、何を始めても中途半端な自分。はたして続くのだろうか?と思ったが、何とかこうして2018年最初のブログを書くこともできたようだ。
新しい年は、
ロードバイクを走らせ、少しでも身体を絞ることはできるのだろうか。
自分を表現できるような、写真を撮ることができるのだろうか。
娘と一緒に、また東北大会に行って歌うことができるのだろうか。
しっかり仕事はできるのだろうか。

不安はあるかもしれないけれど、遥か向こうに見える光に向かって歩き始めよう
昨年、このような拙いブログを読んでくださった方々、ありがとうございました。
書く文章が、決して上手くなることはないと思いますが、本年もよろしくお願いいたします。
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