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2018-05-30

ツール・ド・ツガル(アキタ)/ 大館100kmの旅


「チャレンジヒルクライム岩木山」まで1ヶ月を切った。ヤバい。ほとんど走っていない。

前々回の休日は娘の運動会だった。結局は雨で順延となったが、雨なので走れなかった。前回の休みは娘の合唱部の練習でカレーライス作りに参加した。数名のお母様方保護者に混じり、男一人孤軍奮闘した(ほとんど洗い物担当だったが)。結局その日も走れなかった。

そして今日はかなり久しぶりの平日の休日。今日走らないでいつ走る。というわけで前日から天候をチェック。明け方から昼にかけては晴れ。午後に曇り始めその後は雨の予報だった。よし、娘を送り出してすぐスタートすればロングライドできそうだ。

「大鰐ロイヤルの激坂」も頭をよぎったが、今の自分に大切なのは長い距離を走れる体力、脚力。そして体重を落とすこと。故に淡々と走るロングを選択した。できれば100kmくらいは走りたい。酸ヶ湯は先日行ったし、千畳敷ならもう少し暑くなってからの方がいい。十三湖もいいけどあの津軽平野を淡々と走るのもちとシンドい。

そういえば、まだ碇ヶ関の先を南下したことがなかった。よし、大館に行ってみよう!初めて県境を越えてみよう!と決めた。津軽半島一周や陸奥湾一周などの超ロングは走ったことはあるが、県境を越えたことはまだなかった。ルートラボで調べると、大館まで50km。往復でちょうど100kmだ。矢立峠はあるけれど、そんなに標高もないし、今の自分にはいいかもしれない。ついでに大館の美味しいラーメン屋も調べておこう。

………………………………………..

6時半、娘を起こす。「ん?何か音がする」少し不吉な予感がしてカーテンを開けると…地面が濡れていた。「え?明け方、晴れの予報じゃなかったっけ?」PCで「天気.JP」のサイトをチェックする。確かに晴れマークがついている。9時くらいまでは晴れマークだ。でも降っている。

テンションガタ落ちで、娘の登校準備をする。「ちゃんと、傘持っていけよ」 娘が登校する頃は雨も上がり始めていた。しかしこれだけ濡れていれば走るのは無理だ。私はふてくされて再び布団に入った。30分ほど布団でモゾモゾしていたが、もしかしたら乾き始めてるんじゃないかと、飛び起きて外を見た。再び雨が降り始めていた…あきらめて寝ることにした。

1時間ほど寝ていたらしい。今日一日どう過ごそうかと、何気に外を見ると雨は上がっていた。路面も乾き始めている。「ううっ、今からでも間に合うか?」と自問しながらも身体はジャージに着替えていた。10分後にはタイヤに空気を入れていた。

「とにかく南に向かって走ろう」 カメラも持たず、なるべく荷物は最小限に。何も考えずにとにかく南に向かって走った。堀越を過ぎたあたりで国道7号に合流。しばらく走ると「大鰐ロイヤル」の頂上が見えた。一瞬、気持ちがぐらついたが、そのまま直進した。

碇ヶ関の道の駅でスポーツドリンクを補給して、間髪おかずに走り出す。もう少し走ると県境だ。と思ったとき、山の中に見覚えのある大きな建物が現れた。

「一度、おいでよ〜あいのり温泉〜チャチャ♪」

昭和40年代、ここのCMを見てレジャーランドに憧れた津軽のジャイゴわらしはたくさんいたと思う。自分も一度だったか遊びに来た記憶がある。今は温泉を利用した老人施設に様変わりしていた。この辺りは、かつてレジャー向けに別荘なども多く建てられたようで、その残骸が点在している。なんとも言えない雰囲気だ。

少し走ると県境を示す標識が見えてきた。そしてその県境にあるのが矢立峠だ。道の駅も併設されている。ここには温泉もあり、以前娘と一緒に来たことがある。娘が3年生くらいまではよく一緒に温泉巡りをしていたっけ。5年生になった今は、さすがに一緒に男風呂に入れないので、ここ最近は温泉に行くことがめっきり減ってしまった。

道の駅「やたて峠」

確かここの温泉は茶色く濁っていた。露天風呂が高いところにあって見晴らしも良く、気持ちが良かった。帰りにでも浸かりたいな〜と思ったが、どうせその後汗だくになるのでやめとこう。

矢立峠を越えれば、後は下り基調だ。脚も気持ちも軽くなる。それにしても、この弘前〜大館の国道7号ルート。単調である。周りはあまり特徴のない山々が続く。ロードバイクでは初めて走るルートだから新鮮な気分で走ることはできるが、普段走るには単調すぎる路だ。しかも路面の状態はあまり良くなく、凸凹が多い。

岩木山の大きさや形が走るたびに変化していくという、普段走るルートがいかに贅沢な路であるか、そしてまた、鰺ヶ沢から走る西海岸の海の匂い、紅葉や新緑を満喫できる八甲田など、弘前からのロングライドは実に多彩で素晴らしい環境にあるのだということを再認識した。

しばらく走ると「陣場」という集落が見えてきた。そういえば大学で歌っていたとき、一つ下に「陣場君」という後輩がいた。彼はこの「陣場」の出身だった。いや、だから「陣場君」だったのだけど。本当は「小野君」だった。学生指揮者もやった、とても心優しい後輩だった。今でもたまに会えば、「おー!陣場!元気だが?」って感じ。

そんな「陣場君」との学生時代を思い出しているうちに、ロードは大館市内に入り始めた。ロードでは初めてだが、車では何回か訪れたことはある、この「大館」という街。なんとも言えない雰囲気が漂っている。もちろん自分が感じているだけなのだろうが、なんとなく少し昔くさく感じるのだ。レトロというほど古い感じではなく、昭和後期の賑やかだった頃の雰囲気を残しながら、少し廃れたような佇まいというか。

すぐそばにドラッグストアのチェーンとかがあるけども、なんか頑張ってる感が..

決して都会ではない弘前の市民が言うのも大館市民に申し訳ないのだが、弘前以上に商店街の空き店舗が多く、郊外にもかつてお店だった建物がそのまま廃屋になっていたり。

国道7号沿いを走っただけの感想だからそうなのかもしれないし、もしかしたら別の場所にはおしゃれなショップやカフェがあるのかもしれない。私は、そのまま国道7号を右折して、本日の目的の一つでもある「佐藤中華そば楼byねぎぼうず」に向かった。やはり、ご当地の美味しいものを食べることは、ロングライドの楽しみの一つだ。

ラーメンの画像は次回に

「食べログ」で事前にチェックしたけども、何度か耳にしたことのあるラーメン屋さんがランキング上位にあったが、詳しくは知らないのでとりあえず第1位の店を選んだ。ちょうど12時ジャストに着いたので、混雑する直前だったようで、タイミングよくカウンターに座れた。あ、ラーメンの話とロードの話が一緒になると長くなるので、ラーメンのことは次の機会に書きたいと思う。

というわけで、大館の美味しいラーメンをいただいて、即行復路につく。観光はまるでゼロ。実は前日にラーメン屋だけでなく、観光スポットも調べてみたのだが、第1位が「秋田犬会館」、第2位が「ニプロハチ公ドーム」、第3位が「大館駅前ハチ公像」だった(笑)(じゃらんNET調べ)

最近、何かと話題の「秋田犬」だけど、これほど「秋田犬=ハチ公」で上位を占めるとは!おそらく地元の方に尋ねると、もっとオシャレだったり面白いスポットがあるのかもしれないが、ちょうど帰り道にあった第1位の「秋田犬会館」で記念撮影を。

よく見ると、でかい秋田犬の写真が

さて第1位の観光スポットも制覇したので(中には入っていません)、あとはひたすら弘前に向かって走るのみ。来た路と同じ路を帰るのではあるが、ロードで初めて走る路なので飽きることはない…がそろそろ脚が疲れ始めていた。

往路で少し気になったけども、立ち寄らなかった「長走風穴」というスッポトがあったので、休憩がてらに少しだけ覗いてみることにした。国道からすぐ近いところに一つ目の風穴があるのだが、そこに外気温と風穴内の温度が表示されていた。外気温25度。風穴内0度。「まじか!」と思い、扉を開けてみるとひんやりとした…いや寒いくらいの空気が流れてきた。自然て不思議だ。

長走風穴

ちょっと地味ではあるが、観光スポットとしては「秋田犬会館」よりもいいんじゃないかなあ〜と思いながら、再び弘前へ向かう。途中、今回の建物の中で一番気になった物件の前でパチリ。

バリエーションの異なるガラス戸が窓としてはめ込まれたカッコいい建築

やがて矢立峠を越えると、3時間ぶりの青森県に入る。一気に碇ヶ関まで下り、大鰐の街中をのんびりと走りながら弘前に着いた。思い立って出発した100kmのツーリングであったが、気温は25度で日差しは強くなく、軽く湿度の高いこの条件は、じっとりと汗をかいてトレーニングするには絶好の条件だったかもしれない。

あと気になるラーメン屋が2軒ほどあるので、またいつか大館ツーリングを企画してみよう。誰か、観光スポット教えてください。


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