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2019-09-07

「さあ 冒険に出発だ」 /  最後のNコン東北大会へ


 

ここしばらく秋めいた日が続いていたが、今日は午前中から30度に迫ろうかという、夏を思い出させる暑さだった。

音楽室では、県大会直前のときと同じように、いくつもの扇風機が回っていた。

誰一人として欠けることなく、子どもたち24人の顔がそこにあった。県大会で金賞に輝き、その顔は自信に満ちている。

今日の2時半には宮城県名取に向かう。それまでのわずかな間、子どもたちと一緒に最後の練習に臨んだ。

課題曲

 

課題曲の「わたしはこねこ」を中心に練習した。

私は、数ヶ月前にデビューしたばかりの低学年の子どもたちを呼び、音楽室から離れた廊下で、かわるがわる発声のアドバイスをした。

久しぶりに一人一人の声を聴いたが、驚くほど彼女たちの歌声は上達していた。小さい子どもたちの吸収力というものは、ほんとうに素晴らしい。

わたしはこねこ

なまえはチッチ

うまれは知らない

すみかはいろいろ

と始まる課題曲。

とてもかわいい詞で、少しコミカルな印象も受けるこの曲。しかし、ピアノ伴奏を聴くと、どこかジャズィでお洒落な雰囲気が漂う。

このかわいい曲を、少しお洒落に大人っぽく歌えればいいのだろうが、2、3年生の多いこの合唱部でそれを表現するのは、なかなか難しい。

それでも今年の和徳の声は、今までよりも柔らかく、素直な声をしている。無理に張り上げずに、楽しむように軽〜く歌えればステキな演奏になるだろう。

さあ冒険に出発だ

きっといいこと待っている

きっといいこと待っている

 

課題曲の最後の言葉。

先生に叱られ泣いた子もいた。

思うように歌えずに泣いた子もいた。

でも、これまでキツい練習に耐えながら必死に頑張ってきた子どもたち。

高速から望む岩手山

 

冒険という東北大会のステージに立ったあとは、

きっといいことが、待っている。

 

 

 


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