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2019-09-25

ツール・ド・ツガル / 岩木山麓 「嶽温泉」


 

津軽一円をロングライドすると、それを題材にして「ツール・ド・ツガル」というテーマでツーリングの記録を書いてきた。

夏であれば、鰺ヶ沢や深浦などの西海岸。気合が入ったときは、津軽半島北端の龍飛崎まで走ったこともあった。

しかし、今年の夏は全くと言っていいほど走っていない。7月後半から8月にかけては猛暑でとても走る気が起きなかったし、8月から9月にかけては、娘のコンクールのための引率や指導に時間を費やした。

このままではヤバい…と思いつつ、なかなか走るタイミングを見つけられずにいた。もちろん気持ちの問題である。走ろうと思えば、早起きさえすればいつでも走れるのだ。

というわけで、仕事を昼出勤にする日を決めて、その日は走ると決めた。ただし、娘を送り出してからだから、あまり遠くまでは走れない。

よし、嶽温泉まで走ろう。

ロングライドテーマの「ツール・ド・ツガル」には少し物足りないが、今の自分の実力には十分すぎるほどの距離と標高だ。私はリュックを背負って走り出した。

 

ギヤチェンジの方法を忘れてしまっているのでは…と思ったが、幸い両手はまだ憶えていてくれた。

しかし勝手に頭に描いていた颯爽としたライドは何処に。身体は重く、坂道になるとすぐに太腿が張る。

岩木山へ向かう道は、どんな季節でもどんな時間帯でもだいたいが向かい風。山から吹き降ろしてくる風が、常に向かい風となり、走り始めから気持ちが折れそうになること度々である。

今日もそんな向かい風に抗いながら走る。

岩木小学校の前を走ると、小さな子どもたちが持久走をやっていた。少しばかり肥満気味の子が、歩くようなスピードで走っていた。そういえば、自分も持久走は苦手だったっけ。(ガンバれよ〜)

百沢の長いバイパス坂に差しかかると岩木山が綺麗に見えた。上空に点在する雲たちが岩木山にオモシロい影を作る。

 

秋の岩木山

岩木山神社に着くと、駐車場にはすでに多くの車が停まっている。私は自販機のそばにロードを立てかけ、トマトジュースを買って一気に飲み干した。

遠くから神社に向かって手を合わせる。そういえば、春先にも交通安全を祈願したが、祈願するほどの回数を走っていないのは明らかだ。いや、これから走るのだ。これから。

時間がないので、嶽温泉目指して、すぐにロードを走らせた。ここから嶽温泉までは約7km。平坦な箇所はほとんどなく、延々と坂が続くことはよく知っている。

延々と続くから、黙々と走る。

黙々と遅いスピードで走っていると、いろいろなことに気づく。

路肩に多くの栗が落ちている。栗は大好物だ。でも拾わない。栗の上に乗っかるとチャリがひっくり返るかもしれない。なるべく、踏まないようにハンドルを切りながら走る。

路肩に赤トンボが何匹もいた。おそらく、ほとんどのトンボは死んでいるのだろう。いや、まだ生きているのかもしれない。なるべく、踏まないようにハンドルを切りながら走る。

たまに、ギンヤンマが目の前を横切る。ギンヤンマはカッコいい。オニヤンマはなんかやっぱりすごい存在感で、虫取りに行って出会うと気持ちが高ぶる。

ギンヤンマは、オニヤンマほどは高ぶらないが、なんかカッコいいと思う。ウルトラセブンや仮面ライダー2号のようなカッコよさ。2番目なのに存在感がある。そういうの、わりと好きだ。

そんなよくわからないことを考えていたら、地蔵茶屋が見えてきた。確かあとひとつ坂を越えると「嶽温泉」の看板が見えてくるはずだ。

膝裏に少し違和感を感じていたが、あと少しだ。坂の頂を越えると、硫黄の匂いが漂ってきた。

脇に入り、細い坂道を登りきると、そこに「嶽温泉」はある。そして、最初に見えてくる温泉宿が「嶽ホテル」だ。

 

嶽ホテル

 

私は、玄関のすぐ脇にロードバイクを立てかけた。

「嶽温泉」界隈までツーリングするときは、わざわざリュックは背負わない。しかし今日は、リュックの中にバスタオルと着替えを仕込んでおいたのだ。

ツーリング先で温泉にゆったり浸かる…というのは、常にやってみたいと思うのだが、帰りにまた汗だくのジャージを着て走るというのがどうもいけない。

しかし、嶽からの帰りはほとんど下りだ。というわけでの近場での温泉ツーリング。

「嶽ホテル」の温泉はいかに。続きは次号。

 

嶽温泉郷について ⇩⇩⇩

 

弘前 岩木山 嶽温泉旅館組合のページ


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