「令和元年」12月の贈り物
新たな年号「令和元年」もあと数日。
ブログのサイドバーに年・月ごとのアーカイブがある。平成30年最後のブログを見てみたら、ラーメンのことを書いていた。最後のブログがラーメンとは笑えるが、年越しっぽくていい(笑)
年明け。平成31年最初のブログには「2019年の目標」なるものを書いていた。
『「考え方がカッコいい人」になる。なかなか高く難しいが、いい目標ができた!』
すっかり忘れていた。これから始まる一年の目標だというのに。
ということは、信念を持ち、立てた目標ではなく、その場限りで思いついた目標だったのか。なんとも情けない。
実際の2019年=「令和元年」は、どうだったのだろう。
仕事以外に、ロードバイクや写真、そして歌うことをライフワークとして続けてきたが、2019年は「歌うこと」にエネルギーを費やした一年だったように思う。
大学の時の先輩「T野さん」に誘われ、3月には福島市での「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」に。そしてつい先月、京都で開催された「全日本合唱コンクール全国大会」と、二度の全国大会に出場することができた。
だが、自分のことよりも、娘の頑張りの方が嬉しかった一年だった。
娘が6年生になった4月。合唱部は部員が少なくコンクール出場断念も考えていた。それでも2、3年生が徐々に入部し、合唱部は24名に。私も時々ボイストレーニングのお手伝いをさせていただいた。
そしてなんと、結果的には「NHKコンクール」の県大会で金賞に輝き、名取市での東北大会では銅賞を受賞。娘にとっては初めての東北大会入賞となった。
このように春先から年の瀬まで「歌うこと」一色だったのは、私自身も初めてかもしれない。
さすがにバイクに乗る時間は減り、「岩木山ヒルクライム」にも参戦できなかったし、鰺ヶ沢での写真展には参加したが、思うようにお手伝いもできなかった。限りある時間の中であれもこれもやるのは無理な話だし、そこまで器用でもない。
ただ、「歌うこと」をここまで頑張れたというのは、記憶に残る一年となったと思う。
そして12月。「令和元年」の12月。ステキな贈り物が届いた。
台風19号の影響で、郡山開催が中止になった「こども音楽コンクール東北大会」 涙を流した娘たち4人だったが、後日、音楽室で録音したあの演奏が『最優秀賞』を受賞した。
その音源が手元に届いた。
4人の子どもたちのまっすぐな声が、心に響く。
一年を過ごしてみて、「考え方のカッコいい人」には全くなれなかったが、こんなステキな贈り物があるのなら、ひとつのことを必死に頑張るのも悪くない。
そう思った、令和元年の暮れである。
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