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2022-05-25

『The King’s Singers』と『ポモドーロ』


 

ここ最近、「松田聖子とトマトとイワシのパスタ」や「現代音楽とペペロンチーノ」など、音楽とパスタ料理を組み合わせたタイトルが多い。

思わせぶりなタイトルを掲げながら、音楽と料理には一切関連性はない。単に「その音楽を聴きながら、その料理を作っていた」というだけのことだ。

 

本日のパスタはかなり手抜き。

冷蔵庫にプチトマトとほうれん草が沢山あったので、それをオリーブオイルで炒める。

プチトマトが柔らかくなったところを見計らって、茹で上がったいつもの『CAPELLINI』をぶち込み、サッと20秒くらい炒める。

それに買っておいたトマトソースをかけて出来上がり。超簡単。

市販のソースも美味いのだが、プチトマトそのものがちょい酸っぱみも味わえて良し。

 

 

これを『ポモドーロ』と呼んでいいのか、よくわからない。

『ポモドーロ』は本来「トマト」を意味するイタリア語だが、日本においては「トマトソース」を使ったパスタ料理の呼称として使われることが多い。

唐辛子を加えると『アラビアータ』、魚介類を加えると『ペスカトーレ』、アサリであれば『ボンゴレッソ』となる(らしい)。

とにかく、トマトソースは便利なソースだということは間違いない。

 

BGMは『The King’s Singers』のルネサンス集。

ブログに何回か登場している『The King’s Singers』は、私がアンサンブルを歌うきっかけになったイギリスのア・カペラグループである。

 

 

合唱といえば、「第九」とか「メサイア」を思い浮かべる人も多いかもしれない。

でも自分は昔からそういった「大合唱」には、あまり興味はなく、少人数で歌うアンサンブルが好きだった。

ルネサンスに限らず、『The Manhattan Transfer』のようなジャズボーカルグループも好きだった。

 

『The King’s Singers』は、1968年にキングズ・カレッジの学生6人により結成され、40年以上にもわたって活動を続けるア・カペラグループの草分け的な存在である。

レパートリーは宗教曲からフォークソング、ポップスまで幅広く、イギリスのグループということもあって『The Beatles』もよく歌っていた。

 

基本的に各パートは一人。

卓越したテクニックで難曲もさらりと歌い上げる。合唱であれば聴こえにくいBassの音も、ビンビン聴こえてくる。

一番音の高いパート(女声またはボーイソプラノ)は、カウンターテナーと言われる、いわゆる「裏声」で歌うパート。

自分はBassだったがカウンターも結構好きで、学生当時に流行っていた山下達郎の一人ハーモニー(多重録音)をよくやっていた。

現在では「YouTube」なんかで、一人で歌う多重録音があるけれど、40年くらい前にアパートで一人シコシコとやっていたのだ。(暗〜)

 

いつか「弘前れんが倉庫美術館」で、写真仲間と「写真展」を開催しながら、歌仲間と「アンサンブル演奏」を同時開催することを夢見ている。

なんとも空恐ろしい計画だが、夢は大きいほうがいいのだ。

 

 

 


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