toggle
2022-09-15

パンクと不思議な雲


 

一昨日、久しぶりにロードに乗った。

(退職したら毎日のようにロードに乗れるのか〜)と思っていたが、毎日乗れると思うと意外と乗らないものだ。

そんなだから、身体の増量特別サービスも日常となり、もはや特別ではなくなってしまった。

毎日は無理としても、週に2回は走ろう。改めてそんな淡い目標を立てて、神社まで走った。

 

神社までの道のりは少し秋めいて、秋桜が咲き、ススキが穂を揺らしている。

思わずロードを降りて写真を撮ろうと思ったが、今は我慢して脂肪を燃やすことにしよう。

お山参詣も終わり、嶽キミシーズンもそろそろ終わり。岩木山神社の賑わいも落ち着いていた。

スポーツドリンクを飲みながら、しばし休憩。

 

神社まで走るのは朝飯前(数年前はまさに朝飯前に走っていた)だったが、思いのほか身体がシンドい。

心肺もキツいけれど、それ以上に身体の筋肉あちこちが固くなっているのを痛感する。

淡い目標をノルマに切り替えよう。

 

スポーツドリンクを飲み干し、神社を後にする。

往路はいつも樋の口イオンの前を走ってくるが、復路はまっすぐ岩木橋を通り、弘前公園へと向かう道を走る。

 

長い坂を下りきり、岩木の街へ差しかかった頃。

なんとなく路面の状態が良くないような気がした。タイヤがガタガタとする。

(ん?もしかして…)

ロードを降りて後ろのタイヤを触ってみる。

 

ふにゃら〜

 

パンクしていた。

(マジか…)と思ったのも一瞬、目の前にケヤグのガソリンスタンドがあった。

「不幸中の幸い」という言葉はそんなに好きではないが、これはまさに「不幸中の幸い」であった。

 

丸一石油と岩木山

 

「あら、パンクしたの?」

ロードを引っ張ってスタンドに来た私を見て、ケヤグのKSKは言った。

幸いスペアのチューブを装備していたので、KSKはそれを使ってあっという間に修理してくれた。さすがプロだ。

「修理代、あとから持ってくるじゃ」と言うと「付け替えただけだはんで、修理代いらねじゃ」とKSK。

「へば、あとでビール持ってくるじゃ」と言うと「そっちの方がイイな」とKSKは笑って言った。

 

翌日の夕方。

酎ハイレモンを持ってKSKのところに行った。

彼からのリクエストで、ビールから酎ハイに変更になった。

ついでにガソリンも入れる。

 

「へばまた!サンキュー!」

お互いお礼を言い合って、丸一石油を後にした。

いろんなスペシャリストのケヤグがいるのは、ホントいいな。

 

帰り道、岩木川沿いを走ると、夕闇の向こうに不思議な雲が見えた。

岩木山の南側に、不思議な輪っかの形をした雲が見えた。

 

夕焼けと岩木山

 

茜橋の方に車を右折させて、橋の上から写真を撮った。

そういえば、岩木山の写真もずっと撮っていなかった。

 

この不思議な輪っかは、どうやってできたのだろう。

小さな飛行機が円を描いて飛んだのだろうか。

 

不思議な雲

 

私は、不思議な輪っかの雲を見て、なにか不思議な気持ちになった。

そして、なにか不思議とほっとした気持ちになった。

 

 

 


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。