【 HIROSAKI MELA VOCE 】始動します!
弘前の街に、少年少女合唱団【 HIROSAKI MELA VOCE 】(弘前メラヴォーチェ)が誕生しました。
よろしくお願いいたします!
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「MELA」とは、イタリア語で「リンゴ」、そして「VOCE」は「声」を意味する。
弘前に生まれた「小さなリンゴの声」、その小さな声たちを表現するために結成された。
(ロゴもデザインしました。「HIROSAKI」の「O」の文字の中に「小さなリンゴ」!)
弘前の小中学校・高校には、たくさんの合唱部があった。コンクールにおいても素晴らしい成績に輝く学校がたくさんあった。
しかし、世界を襲った新型コロナウィルスにより、歌を歌うことの活動は制限され、それに伴い合唱部の活動の縮小も余儀なくされた。残念ながら、中には部が消滅してしまった学校もあったようだ。
「小学校では合唱をやってたけど、中学に入ったらほんの数人しかいないので違う部に入った」「中学までは合唱をやってたけど、高校に入ったら合唱部そのものがなかった」
そんな声もちらほら耳にするようになった。
昨年、ひょんなタイミングで「弘前オペラ」に所属する三明さんとお酒をともにする機会があった。
三明さんは、弘前市内にある小学校で合唱指導もされていた。ちょうど私が和徳小学校合唱部の指導に携わっていたのと同じ頃。彼もまた、コロナ禍による合唱部の衰退を憂いていた。
飲んだときに、どちらからともなく「弘前に少年少女合唱団を作りたいね」という話になった。
正直言えば、お酒のチカラもあったかもしれない。でも、「今動かなければ、いつ動くのだ」という思いに駆られ、走り出してしまったのだ。
そうして、今年の5月5日のこどもの日。
三明さんと私、お手伝いをしてくださる阿部さんと太田さん。そして和徳小合唱部で一緒に活動したピアニストの阿保美唯さんも含めた5人の有志のもと、【 HIROSAKI MELA VOCE 】は結成された。
ただ、結成したはいいが、結成した大人しかいないのが現状。三明さんと私が中心になって、かつて指導した子どもたちに少しずつ声をかけた。
最近の流れであれば、「スポ少」のような団体を作り、市内の各学校と連携を取りながらメンバーを募るというのも有効かと考えたが、我々は学校関係者ではないが故、何かとハードルがある。
しかし、ハードルばかり気にしていると進むものも進まない。
そこで、弘前の合唱界の重鎮であられる川村昇一郎先生に相談することにした。
川村先生の営まれる喫茶店「五十石館」におじゃますると、先生は我々の相談を快く受けてくださった。
そして、先生はこのようなアドバイスしてくださった。
「あれこれ難しく考えないで、歌が好きな子どもたちを集めて、まずは始めてみれば良いんだね」
7月12日。
弘前文化センターの第2練習室には、7人の子どもたちの姿があった。
小学6年生から高校1年生まで。学校も学年もバラバラだけれど、歌うことの好きな子どもたちが集まった。
皆、久しぶりに歌うとあって、思うように声が出せないみたいだったけれど、何よりも楽しそうだった。
とりあえずの目標は、弘前市合唱祭への参加。
はたして、どうなることやら。
子どもたちに向き合うために、自分自身も還暦にして、いろんなことを勉強せざるをえなくなった。
こちらの方が、どうなることやら。
である。
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【 HIROSAKI MELA VOCE 】 これからも応援をよろしくお願いいたします。
代表 三明智顕
顧問 本間弘樹
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