出張雑感 / N.HOOLYWOOD (Nハリウッド)
24日は日帰りの出張でした。
展示会の件数が多くないので、新幹線の日帰りです。
飛行機に比べると朝が早いので、行きの新幹線ではだいたい寝てるかんじ。
でも今回は窓側の席を取れなかったので、ちょいと首が痛かった。
この8月の東京は、雨が降り続く日が多く、記録的なものだったらしい。
でも今回の東京は34度と、もう真夏復活の暑さであった。
本日メインの展示会は「N.HOOLYWOOD (Nハリウッド)」
原宿駅で降りて、1件別の展示会に顔を出してから、「N.HOOLYWOOD 」に向かいます。
「DeeLIGHT」に立っている自分が、常日頃販売するブランドではないのですが、ここだけは毎シーズン欠かさず顔を出しています。
当初、このブランドが立ち上がったころは、古着をベースにした新しい解釈の洋服で。
商品を置いているお店もモードのお店よりは、古着や蘊蓄のあるインポートを扱ってる店だったり、マイナーなドメスティックブランドを置いている店だったりしていました。
このブログでも何度か登場しているデザイナーの「尾花大輔」氏。
彼とは、「N.HOOLYWOOD 」が立ち上がった頃からの付き合いです。
私よりは全然若いのですが、かつて古着のバイヤーだった彼の洋服(とくにアメリカもの)に対する知識の豊富さ、またアートや建築に対する造詣の深さ。
東京で飲みながら語り合ったこともあるのですが、話題が尽きることなく、飽きることなく。
こちらが勉強になることばかりでした。
そんな「尾花」氏にお会いして、少しでも話をするのが、この展示会へ足を運ぶ目的にもなっています。
もちろん商品ひとつひとつも吟味しますが、最終的に商品を選ぶのは現場のスタッフです。
私は気になったアイテムなどをアドバイスするくらい。
「N.HOOLYWOOD 」のコレクションがいつも興味深く思えるには理由があります。
まずは、ニューヨークコレクションで発表する、そのシーズンの「コレクションライン」があります。
これはいわゆる「テーマ」をしっかり設けて、提案、発信するメインのラインです。
今回のインスピレーション源は「John F. Kennedy」
「John F. Kennedy」といえば、アメリカントラッドのイメージが強いですが、コレクションそのものは、いわゆる「IVY」的なアイテムを思いっきりデザインしたものが多く、全体的なスタイルとしてはやはり今の「モード」に仕上がっています。
いろんなサイトでニューヨークでのショーの様子が紹介されていますので、ご覧になってみてくださし。
⇒ 〈 2018 Spring/Summer Men’s Collection N.Hoolywood 〉
「N.HOOLYWOOD 」のコレクションの特徴のひとつに、このメインコレクション以外にいくつかのラインがあることです。
そのひとつが「コンパイルライン」
スーツなどクロージングが中心になっていますが、コレクションラインとは別にカジュアルなコートやブルゾンがあったりもします。
今回だと、素材感のいいモッズパーカや「GRAMICCI/グラミチ」別注のワイドパンツがあったり。
そして上記の2ラインとはまたさらに別のライン「EXCHANGE SERVICE / エクスチェンジサービス」というのがあって。
これは、尾花氏がずっと得意としている「ミリタリー」を彼なりに解釈しているライン。
アウトドアで有名な「WILD THINGS / ワイルドシングス」や「Gregory / グレゴリー」のミリタリーアイテムを別注で展開したり。
いわゆる昔からのインポート好きバイヤーをも唸らせるラインナップが常にあるのです。
復刻系のアメカジブランドとはあきらかにモノ作りの方向性も違っていて、そのコーナーを拝見するのも楽しみのひとつとなっています。
そして忘れてならないのが、小物やシューズでの別注アイテム。
毎シーズン、「NEW BALANCE」や「CONVERSE」「VANS」などのシューズが別注アイテムとして展開されます。
小物も、「吉田カバン」「Gショック」の別注など、会場の隅々までワクワクが展開されています。
だからこの展示会場に来ると、必ず自分の欲しい何かに出会うことができるのです。
来春の商品ですので、まだここでは紹介できませんが、ぜひ楽しみにお待ちください。
会場の雰囲気を少しだけ。
尾花さんに別れを告げて、駅に向かいました。
原宿駅のほうが近いのですが、少し時間があるので、明治通り沿いを歩きます。
かなり暑いのですが、ときおり吹く風が少しだけ秋を感じさせてくれます。
しかし、ちょっと見ない間に、街のいたるところが変わっているな。
でっかい建物があったところが、きれいな公園になっていたり。
知らぬ間に、馬鹿でかいマンションが建っていたり。
そして通りを歩いている人は、欧米の人か、中国や韓国の人のようだ。
歳とともに、人混みが苦手になってきました。
早々に東京駅に向かう。
娘へのお土産も買わなくちゃ。
「スプラトゥーン」のキャラクターマスコットが欲しいらしいのだが、汗だくになって探したが見つけられず。
なので缶バッジでお茶をにごし、あとはトトロのマスコットでなんとかお許しを。
帰りの新幹線は窓側なので、首は痛くならずにすみました。
青森もだいぶ暑い一日のようでしたが、新青森駅のホームに降り立つと気持ちの良い風が流れていて。
やはりそれは秋の風でした。
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