ツール・ド・ツガル / 2020 初ライド 〜 岩木山神社へ
一年の初ライドは「岩木山神社」と決まっている。昨年もそうだった。
しかし昨年とは大きな違いがある。今年はロードバイクで走った。1月なのに、である。昨年も1月に走ったが、そのときはKSK氏からお借りしたMTBだった。雪の上をMTBで走ったのだった。
(昨年1月のライド〜 2019 初ライド / 「 恋してMoney 」参照)
ロードバイクを始めた頃は、雪が溶けるのが待ち遠しかった。3月に入ると、ようやく路面の雪もなくなり始める。
それでも雪解けの水(が凍った部分)に気をつけなければならない。路肩にはまだ1.5mほどの雪壁があり、脇道からいきなり車が出てくることもある。雪解け間もない頃の初ライドというのは、多くの危険が潜んでいる。
なのに、まだ真冬の1月。
岩木川を超えたバイパスを走ると、路肩には30cmほどの雪しかない。それもおそらく除雪の残雪だろう。
路面はカラカラ。
いつもは山から吹き下ろすに向かい風にヤラれるが、珍しく東からの追い風に押され、まるで春のツーリングのような爽快気分。
日頃からローラーなどで鍛えているわけではないので、初ライドはだいたい脚がパンパンになるが、今日の路面は乾いてたせいか脚も軽やか。
それにしても、怖くなるくらいの雪の少なさである。辛い辛い雪かき…あれがないだけでも随分と楽な今冬だが、長年雪国で暮らしていると、やはり多少の雪がないと少々変な気分になる。
スキー場や雪を見込んだ観光業は大変だろう。数十年単位で考えれば、だんだんと津軽の冬もこうなっていくのだろうか。
百沢の十文字を右折し、岩木山神社へ向かう。
例年であれば、この辺りの路は2m近い雪壁に覆われて、周囲の家々はほとんど見えない。しかしこの百沢でさえ路肩の雪は50cmほどで、家のまわりにはほとんど雪がない状態だ。
岩木山神社に到着。美味しいドーナツを売っている珈琲屋があるかと思ったが無い。そうだ、まだ1月だ。
参道も、いつもなら雪に覆われ長い雪坂のようになっているが、石段がキレイに見えている。私は石段にロードを立てかけ、手をあわせた。
さて、今年はどのくらい走れるだろうか。
以前は岩木山ヒルクライムや200kmのロングライドを目指して、日々練習に励んでいたが、ここ2年ほどは全く走れていなかった。
でも正直なところ、無理せずに長く続けることができればいいと思っている。年齢や体力、日々のライフスタイルにうまく合わせながら、津軽の風景を楽しみながら走ることを心がけよう。
さて、帰りは下り坂のライドだから、のんびり気持ちよく走ろう〜〜〜^^ と思ったが、冷たい風に耳がイデー!
そう、まだ真冬の1月だったのだ。ブレーキレバーをちょいちょいと握りながらゆっくり下る。
坂を下りきり、ホッとしたのも束の間。往路で珍しく東から吹いていた気持ちの良い追い風は、復路では当然のことながら冷たい向かい風に…
あ〜早く味噌ラーメン食べなきゃ。
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